検定に意味を見出す

こんにちは!講師の清水です。

今日は休校日なのでプライベートな記事です。

娘(5歳)に書き写しをさせるために、まずは自分でやってみてお手本を見せようとなったのは約1ヶ月前。

娘は最近、書き写しをしていませんが、私の方は続いています。

最初は「写経」を考え、漢字の羅列を書こうと思ったんですが、せっかくなら手紙でよく使う文言などの実践的な文章の方がいいかと思って、写経は辞めました。

で、結局選んだのが「漢検準一級」です。

SHIMIZU

漢検2級は持っているのだ

目的は字を上手に書くことなので、漢検で合格することではありません。

なので、内容を覚えようとすることなく、出てきた文章をそのまま写しているのです。

が、そこで気づきました。

「これ、役に立つね!」

何のことかというと「知らない言葉を知る」という点において、今の私には漢検準1級がちょうど良いのです。

SHIMIZU

中学生なら漢検3級くらいがおすすめ

漢検準1級の本を開かなければまず出会うことはなかったであろう言葉に出会うことができます。

他には「そういえばこの言葉は聞いたことがあるけど、意味はよく分かってなかったなぁ」なんていうのもあります。

友人Y

例えば?

大事な電話を「カクシュ」して待つ。

「首を長くして」という表現ならよく知られていると思いますが、カクシュってなんだ?と思いますよね。

友人Y

思う

漢字で書くとこうです。

「鶴首」

友人Y

へー……ツルの首なんだ

首を長くしてって言われた時点で、キリンを想像してしまいますよね。

私は、小さい子どもが背伸びして、さらに首を一生懸命伸ばして窓の外を見ている様子を思い浮かべていました。

「首を長くして」っていう表現がぴったりだなぁと思っていました。

なので「キリンのように首を長くして待つ」っていう意味なんだろうなと思っていたんですが、キリンではなく鶴のように首を長くするのですね。

よくよく考えてみたら、このことわざができる頃には日本にキリンの存在が知られていないんでしょうね、たぶん。

首の長い動物で連想するのが鶴というのも、うなずけます。

実際、今の日本人にとっても、テレビなどの情報がなければキリンより鶴のが身近でしょうし。

友人Y

鶴もキリンも動物園でしか見ないけど

他にも知らない表現がもりだくさん。

ちょっと背伸びするくらいの本に手を出さなければ、絶対に知り得ない単語の数々。

漢検の勉強も良いもんだなと思いました。

それまでは「英検」「数検」「漢検」などの検定ものは「あんまりできてなくても合格しちゃうし、本当に意味があるのか」と思ってました。

例えば英検5級は中学1年生で習う英語が範囲になるので、中学1年が終わる頃に受けると合格できます。

と、言いたいところですが、実際は小学生のうちにも合格できてしまいます。

「英検5級持っています」という小6や中1の子に、塾で使っている英語のテキストをやらせてみると2割も出来ていなかったり…なんてことが多々あります。

そういうのがあって、検定モノはあんまりおすすめしていませんでした。

でも、見方によってはずいぶん有意義なものになるもんだなと、思うようになりました。

英検5級だって、持っているのといないのを比べたら、持っていた方がいいと思います。

なぜなら「英語ができる」という自信につながるからです。

とはいっても、Lilyで検定ものは受験できません。

隣の市になってしまいますが、学塾ヴィッセンブルクさんで数検が受けられます。

今回、この記事を書くきっかけになったのも、インスタグラムでその塾が検定者を募集しているのを知ったからです。

ご興味がある方はぜひ。

親世代も、学び直しということで、子供と一緒に受けてみるのも良いかもしれませんね。

今のところ私は漢検準1級を受けるつもりはありませんが、気が向いたら受験しようかなと思います。

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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