本来はこうやって読むのに、一般的にはああやって読む方が多いという言葉がいっぱいあります。
代表的なのは「早急」
本来は「さっきゅう」でも「そうきゅう」と読む人のほうが多いようです。
まあ、これは「さっきゅう」と読むほうが無理があると思うので「そうきゅう」を正しい読み方にしてほしいところです。
他にも「他人事」
これは「ひとごと」が正しいですが、他の人の事ということを強調するためにあえて「たにんごと」と読む人もいます。
なので間違えて読んでいるのか、あえてそう読んでいるのか、判断が尽きません。
まあ同じ「しりつ」でも「私立」を「わたくしりつ」、「市立」を「いちりつ」と読んだりしますので、それと同じようにわかりやすくしようとしているという点では「たにんごと」でも良いのかなと思います。
あと、「重複」も外せませんね。
「ちょうふく」が正しいのですが「じゅうふく」と読む人が多いですね。
「基本的人権の尊重」では「重(ちょう)」って読んでますよね。
でも重複となると「じゅうふく」になっちゃうんですよね。
個人的に紛らわしくて嫌なのは「言」の字です。
「げん」と読んだり「ごん」と読んだりします。
「言質(げんち)を取る」「七言(しちごん)絶句」「言語(ごんご)道断」
「方言」では(げん)と読むのに、「文言」では(ごん)と読む紛らわしさ。
同じ理由で「文」も嫌です。
「文部(もんぶ)科学省」「文武(ぶんぶ)両道」
「不文律」なんてどっちで読んでいいかわかりません。

正しい読み方は何?



ふぶんりつ
「早」を「さっ」と読むのは無理がある気がするので「早急」は早く「”そうきゅう”が正しい」となってほしいところです。
そうなるまでにどれくらいの年月がかかるのでしょうね。