10月から日曜日の入試過去問演習講座が始まりました。
今年の9年生のうち、1学期から在籍していた生徒は6月くらいから過去問演習を始めました。
といっても、その時点での勉強を終えている生徒が対象だったので、その時点でスタートしてない生徒もいました。
ということで、進み具合は人それぞれですが、10月の入試過去問演習講座からスタートの生徒も次の表のような進捗になっています。※個人差あり
回 | 学年・月 | 英語 | 数学 | 国語 | 理科 | 社会 |
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第1回 | 7年8月 | 終了 | 終了 | 終了 | 終了 | 終了 |
第2回 | 7年11月 | 終了 | 終了 | 終了 | 終了 | 終了 |
第3回 | 7年1月 | 終了 | 終了 | 終了 | 終了 | 終了 |
第4回 | 7年3月 | 終了 | 終了 | 終了 | 終了 | 終了 |
第5回 | 8年6月 | |||||
第6回 | 8年8月 | |||||
第7回 | 8年11月 | |||||
第8回 | 8年1月 | |||||
第9回 | 8年3月 | |||||
第10回 | 9年6月 | |||||
第11回 | 9年8月 | |||||
第12回 | 9年9月 | |||||
第13回 | 9年10月 | |||||
第14回 | 9年11月 | |||||
第15回 | 9年1月 | |||||
第16回 | 9年2月 |
この過去問演習は、誰もが7年生の8月のテストからスタートです。
そして
問題を解く▶採点してもらう▶間違えた問題を聞いたり調べたりして直す▶再度、丸付けしてもらう▶全部できたら次のテストに進む
というやり方です。
ここで一番重要なのは「間違えた問題を聞いたり調べたりして直す」です。
点数が何点かなんて関係ありません。
点数を競ったり順位を出したり、合否を決めるためのテストではありませんからね。
大切なのは「間違えた問題を聞いたり調べたりして直す」です。
二回言ったね
それだけ大切なの
そしてこの講座に参加している生徒の学力が少しずつ上ってきているのが実感できます。
勉強の仕方も変わってきました。
前回が10月最後の講座でしたが、そのとき次のことを言いました。
「今までの4回で進んだ範囲を確認してみて。残りは11月、12月、1月、2月の4ヶ月。今進んでいるのを4倍してみれば、最後まで終わるかどうか予想できるよ」
過去問講座参加者はだいたい第4回まで終わっているので、4倍したら16、つまり最後まで終わるということになり、大半の受講生は安心していました。
が、安心するのはまだ早いのです。
なぜなら、最初の4回は7年生の内容です。
間違えも少なく、解き直しも簡単なはず。
なので1ヶ月で第4回まで進んだからといって、今後も同じペースで進められるとは限りません。
問題はここから先なのです。
そして、偏差値60以上の高校を狙っている人はこの表を終えるだけで満足してもらっては困ります。
このあと、茨城県の公立高校入試3年分をやり、それの後は全国都道府県公立高校入試をひたすら解くというのが残っています。
竹園に行ったJ君も去年の9年生も、北海道から始めて大阪あたりまで来ました。
それくらい愚直にやっているのが進学校を目指す受験生です。
翻って、我が身はいかがでしょう?
もちろん全員にそこまでやれとは言いません。
それぞれの志望校に合格できる力がつけば、それが一つのゴールです。
本当はただの通過点だけれども
偏差値40の高校を受験する場合、全国の入試問題にまで手を出すことはありません。
が、せめて茨城県の入試問題までは届いてほしいです。
それでも万が一届かないというのであれば、せめて第10回の中3の6月までは終わらせてほしいです。
まとめるとこんな感じです。
志望校 | 目標 |
---|---|
65以上の高校 | 全国の県立入試の旅(北海道▶近畿まで) |
60程度の高校 | 茨城県公立入試3年分終了まで |
50程度の高校 | 茨統過去問終了まで |
40程度の高校 | 茨統過去問 中3の6月まで |
ただし「進めること」に囚われすぎないように。
あくまで「できない問題をできるようにする」のが目的です。
自分で頭と手を動かして、自分でやらなければ駄目なのです。
そして、それには時間がかかります。
今までと同じ生活をしていたら、時間が足りないと嘆くことになります。
月曜から土曜日も、9年生はほぼ全員が過去問演習を中心に勉強を進めています。
先程の一覧表は全員に配ってあるのです。
でも、普段からそれを進められる生徒はわずかです。
他の課題もあるし、学校の宿題に追われている子もいます。
そんなことではこの先思いやられます。
だから、入試過去問演習講座で「必ず過去問演習を進める」という時間を作ったのです。
大半の中学生は「過去問演習なら自宅でできる」と思っています。
でも、いざやってみるとできないことがほとんどです。
中には、やってみようと思ったけど結局やらなかったり、やってみようとさえ思わない中学生もいます。
大人で言うと筋トレやダイエットみたいなものです。
いつでもどこでもできるのに、継続できる人はほんの一握り。
ジムに行ったり、誰かに管理されたりしなければ、できないのです。
自宅でできるはずの勉強を放置してしまっている人、11月からでも良いので入試過去問演習講座に参加しましょう。
そして、普段の来塾回数を増やしましょう。
自分の志望校と現在の実力のギャップを知れば、なにか行動を起こさなくてはいけないということに気づくと思います。
学校の実力テストや茨城統一テストで目標とする数値にたどり着いていない上に、勉強時間が他の受験生より少ないという人は、今日ここで改めましょう。
以前書いた記事を再掲します。
2024年3月12日火曜日。
今日は合格発表。
絶対安全とは言えないまでも、不合格はないだろう。
そう考えてスマホで自分の受験番号を入れてみると……
「不合格」
描いていた楽しい高校生活のイメージが崩れ落ちる。
目の前が真っ暗になる。
親にはなんて言おう。
友達にはなんて言おう。
いや、何も言いたくない。
誰にも会いたくない。
「あぁ、神様……1年…いえ、1ヶ月でいいから時間を戻してください」
そう願ったそのとき、なんと神様が現れて1ヶ月時間を戻してくれた。
そうやって戻ってきたのが今日という日。
さぁ、やり直しの1ヶ月の行動やいかに。
入試1ヶ月前の日を迎えた受験生への記事でした。
皆さんにはまだあと4ヶ月あります。
幸運なことに神様が4ヶ月前に戻してくれました。
さあ、この4ヶ月、あなたはどう使いますか?