今回の衆議院選挙は自民党の歴史的敗北となりました。
まあ、そうは言っても一番多くの議席を獲得しているので、政権交代までは起こりませんでしたが。
何かを見れば「そこはこう改善できるのではないか」とばかり考えている私です。
人の家の庭も「こうした方が使いやすいんじゃないか」と考えます。
考えるだけで、別に本人に言わないよ
ファミレスに行っても、コンビニに行っても、レイアウトだとか掲示物とかあれこれに対して「もっとこうすれば良いんじゃないか」と考えています。
さすがにコンビニは完成度が高い
そんな私は選挙についてもいろいろと改善できるんじゃないかと考えています。
世界には大きく分けると民主主義かそうじゃないかに二分されます。
そうじゃない方は「独裁制」とか「絶対君主制」といった制度をとる国ですね。
どちらも一長一短なので優劣はつけがたいですが、独裁の場合、戦争を起こす可能性が民主主義の国よりも高いといったリスクがありますので、現代では民主主義が良しとされているような気がします。
その民主主義の根幹になるのが国民による投票、つまり選挙です。
選挙によって民意を反映するわけです。
これが、投票率100%なら民意が反映されていると言って良いでしょう。
最後は多数決なので、少数派の意見は採用されなくなってしまいますが、多数の意見を採用するのがもっとも不満が少ない方法になります。
国民が政治に興味を持ち、投票率が100%近いなら良いのですが、今や投票率は60%を超えるのも難しくなってしまいました。
まあ平和になれば投票率は下がるものだと思うので、悪いとも言い難いですけれど。
ただ、投票率が下がると相対的に組織票の存在感が大きくなるので、大きな組織が有利になってしまいます。
それを改善する方法がないかを考えますが、やっぱり投票率を上げることしかないんですよね。
でも、その投票率を上げるにはどうしたらいいか。
スマホ投票を可能にすれば良いんじゃん
これだけ普及したスマホを使って、ネット投票をするのも一見良さそうな案に見えます。
私もちょっと前まではネット投票にしてくれないかなぁと思ってました。
投票所まで行くのが面倒だよね
じゃ、ネット投票でいいじゃん
ネット投票が現時点でできない理由は「不正防止ができないから」でしょう。
いくらマイナンバーカードなどを駆使しても、「確実にその人が、その人の意志で投票しているかがわからない」という問題がぬぐえません。
例えば、悪い人たちに手足を縛られて「お前のスマホで●●候補に投票しろ。そうすれば縄を解いてやる」と脅されたらどうでしょう。
密室でそんなことが起きていても、投票数ではわかりませんよね。
対して、現在は立会人がしっかりと見ているところで投票するので、そういった不正はできません。
いくら「●●候補に入れろ」と言われても、投票所で投票用紙に書くときは完全に一人になれますので、自分の思う候補に投票できるのです。
その後、その人達に「●●候補に入れておいたよ」と言えばOK。
そういう人たちは投票用紙をスマホで写真を撮れっていうんじゃない?
証拠として、やろうとするかもね
最近、SNSで記名した投票用紙をアップして「●●候補に入れてきました!」という写真が多く見られ、問題になりました。
本人は●●候補の応援でやっているとか、ちゃんと選挙に行く人なんだぞというアピールをしているとか、そんな軽いつもりでやっているのかもしれませんが、実は脅されて、その証拠写真としてSNSに写真をアップしたのかもしれません。
まあ、その人は本人の意志だったとしても、本人の意志でUPしたのか、脅されたのかの判断は相当むずかしいでしょう。
そもそも、誰に投票したかを教えないでいられるのは、秘密選挙だからであり、投票時の秘密は憲法で守られています。
それくらい厳密にやっている現在の選挙。
これがネット投票となったとき、その秘密が守られるのか、という問題を現在解決できていません。
ということでネット投票はまだできないのです。
そうなると、投票率を上げるには一人ひとりがきちんと投票所に足を運ぶことが大切です。
「どうせ自分の一票なんてたかが知れているんだから、選挙に行ったって意味がない」なんて言っているあなた。
その考え方から変えましょう。
受験勉強をするとき「この1問ができるようになったところで、1問くらいじゃ合否には関係ない」と言って、1問を諦めますか?
考え方は人生に大きな影響を及ぼすと思うのです。
だから、考え方を変えましょう。
ちなみに私の地区の投票所、なくなってました……。
歩いていける距離だったのに、周辺地域と統合されたのでしょうね、車で行かないといけない距離になってしまいました。
でも、駐車場もいっぱいあったので、今回のほうが良いです。
距離が遠くなったけれど、悪いことばかりじゃありませんね。
さてさて、今回の結果やいかに。