書いて残す

昨今、勉強アプリはたくさんあります。

それをやり続けていれば、単語力がつくだろうなというのも結構あります。

が、実際に続けるのは非常に難しいです。

私も良さそうなアプリにすぐ手を出しますが、今でもずっと使っているというのはありません。

今日、9年生もアプリで英単語を覚えようとしていました。

しかし、覚えるのはなかなかに難しいようで「何回やっても覚えられません」と言いました。

そこで私は「間違えた問題を、ノートに残すようにしてみて」とアドバイスをしました。

アプリでは確かに間違えた単語が蓄積されてリスト化されています。

そして、そういった単語を中心に何度も出題されるので、ずっとやっていれば覚えられるようにはなっています。

もちろんそれも良いですが、私は紙に書くという原始的な方法も非常に意味があることだと思っています。

なので、そういったアドバイスをしてみました。

ほんのちょっとしたことですが、それで定着率がだいぶ良くなったようです。

間違えたものを紙に書くというのは、私がアドバイスしなくてもいずれたどり着いた方法でしょう。

でも、アドバイスによって、時間短縮できたなら良かったと思います。

やっている本人には気づかないけれど、周りから見たら簡単に気づくことって結構ありますよね。

私もそうやって周りの人から気付かされるたびに、周りに人がいてくれて良かったと思います。

例えば、板書をしようとしたけれど、手元に鉛筆がなかったとき、鉛筆の代わりなるものを探します。

ペンがあればいいな。

うーん、ないな……。

あ、木の枝のような尖ったやつにインクをつければペンの代わりになるかも。

いや、インクがないな。

じゃ、指をちょっと切って血をインク代わりに……。

なんて、「書く」ことにこだわりすぎて変な思考回路になったときに、周りの人が

「書くんじゃなくて、スマホで撮ればいいんじゃない?」

「(その手があったか!!!)」

という感じ。

他の例では

「節約、節約、これだけ切り詰めても生活が苦しい。あとは何を切り詰めれば……」

「バイトすればいいんじゃない?」

「出費を抑えようとするんじゃなくて、稼ぎを増やせば良いのか!!!」

みたいな。

話はそれましたが。

言いたかったのは、間違いは書いて残すといいと思うということでした。

もしかしたら、このあともっと良い覚え方にたどり着くかもしれません。

その時は教えていただければと思います。

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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