古典

今日、9年生(中3)の集団授業の前半では古文を扱いました。

古文といえば「それ、受験に必要ある?」と言われてしまう科目です。

まあ、確かに古文が読めたとしても、現実社会で使うかと言ったら微妙でしょう。

使う人もいるかもしれませんが、ごくわずかだと思います。

それを言ったら、数学の平方根だって現実社会で使うかと言われたら使いませんよね。

理科の化学変化だって覚えていなくても「塩素系の洗剤と混ぜると危険!」みたいなのさえ抑えておけば社会では問題ないでしょう。

じゃあ、勉強しなくていいかと言われたら、駄目だと思います。

この辺は「実用的かどうか」で判断してはいけないところだと思います。

実用的かどうかで判断するなら、最重要科目は技術家庭科になるんじゃないでしょうか。

一見、実用的ではなく無駄に見える科目や単元も、すべては教養につながると思います。

教養とは学問・知識をしっかり身につけることによって養われる、心の豊かさです。

教養が増えれば、悪事をはたらく可能性が下がったり、喧嘩をする可能性が下がったりするでしょう。

ということで、教養を身につけるには学生時代に習う教科すべてがうってつけです。

そんな中で「古文なんて必要ない。平方根なんて知らなくていい」なんて言っていると「この人、何もわかってないな」と思われてしまいますので要注意です。

古文の文章の中にはくすっと笑えるものもありますし、うまいこと言うなぁというのもありますし、読んでみるとなかなかおもしろいものです。

食わず嫌いをせずに、ちょっとかじってみてくださいね。

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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