目的と手段

英語ができるようになりたいです。

数学ができるようになりたいです。

こういう主張は、それだけで立派です。

まずはその思いからスタートしますからね。

その主張に「そのためには、どうすればいいですか?」という文をつけて、質問にするのはいただけません。

まあ、そうやって質問してくれても構いませんが、答えは「毎日一生懸命取り組むこと」になってしまいます。

でも、それはきっと期待していたような答えではないでしょう?

上手な質問の仕方は「目的を伝え、手段を聞く」ということです。

今どこにいて、どこに行きたいか。

これがわからないと、アドバイスできません。

筑波山の頂上まで登りたいという人がいて、その人は今すでにロープウェイ乗り場あたりにいるのか、まだ結城のあたりにいるのか、でも答えは違ってきます。

そして、どれくらいの速度で登りたいかによってもまたアドバイスも変わってきます。

まずは自分の立ち位置を客観的に見て、言葉で説明できるようにして、それから質問するようにしましょう。

これは学生だけでなく社会人になっても使える武器ですので、今のうちから装備して磨いておくことをおすすめします。

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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