Nintendo Switchで、スーパーマリオ『ワンダー』というソフトが出ていました。
最近、「ゲームが初心者に優しくなってきた」と聞いたことがあります。
チュートリアルが充実して、初心者でも操作がわかりやすいからでしょう。
40年前のファミコンでは理不尽な展開がざらにありました。
スペランカーは腰くらいの高さから落ちて死ぬしね
理不尽すぎる
初見殺しもたくさんあったな、当時のファミコン
ファミコンのソフト、本当にクリアできるように作られていたのかなー
昔のファミコンは「やればわかる」とか「やってみて、失敗して覚えろ」といった昭和の頑固親父のようなシステムが多かったように思います。
容量の関係でそうせざるを得なかったと、最近になって知りました。
時は流れ令和6年。
ワンダーでは「無敵のキャラ」が登場しました。
ヨッシーとトッテンは、敵にあたっても死にません。
何のためにあるかと言うと、操作のおぼつかない低学年の層のためでしょう。
小さい子も楽しめるように、無敵キャラが設定されたんだと思います。
小学生時代を思い返してみると、鬼ごっこで「触られても鬼にならない」という特殊能力を持った存在がありました。
それは小学生の友だちの弟や妹です。
幼稚園児が小学生に混じって鬼ごっこをしては成り立ちません。
でも、鬼ごっこに入れてあげないとふてくされます。
そこで幼稚園児達を無敵状態にさせて鬼ごっこに参加させるのです。
「みそっかす」って呼んでたな
今思うと、ひどいネーミング(笑)
みそっかすの考え方が「ワンダー」に取り入れられたのですね。
うちらは時代の40年先を行ってたんだな
光で鳴らす鍵盤を教えてくれるキーボードも、「ただしい鍵盤を押さなくてもOK」というイージーモードがあります。
3歳の娘が得意気にそれを弾いていますが、こんな風に幼い子を惹きつけるためには難易度を下げるしかないのでしょう。
できるだけ小さいうちに興味を持たせるためには、難易度を極限まで下げるというのがセオリーなんでしょうね。
勉強だって、同じようなもんだ
極限まで優しくなり、幼児から始められるものが増えました。
それの興味がどこまで続いて、どこまでやり続けられるかは、その子次第ってところなんでしょうね。
我が家の娘たちはゲームへの興味を早々に失って、勉強に向いてくれればいいですけどねぇ。
そううまくは行かないさ