スーパーマリオの最初のステージ。
時間制限がなければ余裕でクリアできます。
でも、15秒でクリアしなければならないという制限時間が設けられると、とたんに難しくなります。
制限がないときはゆっくりのんびり、何度間違えても全く問題なかったものが、制限ができた途端、一つの操作ミスも許されなくなるのです。
たいていのことは「制限時間」が難しくしている大きな要素です。
制限時間さえなければ高校入試で450点取ることなんて容易いのです。
この制限時間というのは試験時間そのものという意味もありますけれど、入試日までの時間のことを指しています。
3年生にとっては入試まであと11ヶ月。
でもあとさらに3年追加してもいいよと言われたら、余裕で450点クリアできるようになるでしょう。
そんな気は全くしないけど
そりゃ君のようにただただ3年を無駄に過ごすとクリアできないよ
受験期の3年生と同じ濃さの時間をさらに追加しなければ、ただ制限時間を伸ばしても結局やらないので意味ないですからね。
英検とかも、3ヶ月後の次じゃなくて1年後でいいやと思ったら、たいていの人は勉強しなくなりますよね。
そして3ヶ月前になって焦るという。
人間、なかなか変われないものです。
が、そんなことを言い出すと「制限時間がなければなんでもできる」という話からそれてしまうのでこの辺で。
そして、高校入試はまさに「制限時間が設定されているテスト」となります。
「中3の2月までに、◯◯点を取れるようにしておいてね」と、各高校が言っているのです。
例えば水戸一高や土浦一高なら「中3の2月までに430点以上ね」と言っていますし、下妻一高や下館一高なら「370点以上ね」、下妻二高や下館二高なら「280点以上ね」、下館工業なら「240点以上ね」と言っています。
各高校によって点数は違うものの「中3の2月27日までに」という期限は同じです。
その日、その時間までに学力をつけておくことを要求されています。
社会は時間に厳しいのです。
その制限時間内でできるだけ高い点数を取りやすくする方法があります。
それは「できるだけ早く始めること」です。
3日後までに漢字ノートを一冊終わらせなさい、と言われたらたいていの中学生は必死になって仕上げます。
でも、3ヶ月後までにと言われたら、2ヶ月以上放置して最後の3日間になるまでやらない中学生がでてきます。
期限までまだまだ時間があると思った瞬間、気が緩みます。
そして「3日あれば終わるだろう」と予想したら、3日前までやりません。
最初の3日で終わらせてしまおう、と考えて実行できるのは1%くらいでしょう。
「まだまだ時間がある」と思った瞬間、皆、歩みを遅らせます。
中学生にとっての1年はまだまだ先のことなので、今から焦っている人なんてそうそういません。
だからこそ、です。
ここで歩みを早められる人であれば、第一志望合格なんて余裕です。
1年が長いと感じたら、3ヶ月ずつ4つの期間に区切ってそれぞれ目標を設定しましょう。
その3ヶ月もながければ更にそれを1ヶ月ずつ分ける。
それもながければ1週間に。
そうやって、逆算していけば1日にどれくらいの量をこなせばいいかが見えてくるでしょう。
目標の輪郭が見えたならこっちのものです。
そこまでくれば行動できます。
「時間」に気付けた人から動き出せるのです。
さぁ、これから何をしましょうか。