まだ3月だれけども

次の茨城県公立高校入試は2月27日です。

もう1年切ってます。

正確にはあと343日です。

こう書くと少ないような気もしますが、実際には新9年生(新中3)はまだ学年が変わっていませんので、受験生という意識もあまりないでしょう。

なので、春先は私ものんびりしています。

そんな3月のとある日。

思わず「あれ?今日って3月だよね」と確認してしまいました。

なぜなら、新9年生のRさんがずっとLilyにいるのです。

開校時間の14時から来たので、さすがに18時20分で終わりかなと思ったら、休憩時間に変える素振りを見せず……。

「もしかして、今日最後までやってく?」と聞いたら、淡々と「はい」と答えました。

「え?当たり前ですけど、なにか?」くらいの、リアクションでした。

Lilyで働く前の私は集団授業塾ばかりだったので、基本的には集団授業の時間にしか生徒は来ませんし、その後自習で残るとしても2時間もやったなら、終わる頃には思い切り伸びをして「あーー!疲れた~!よくやったな~自分!」という感じの子が多かったです。

私も長時間勉強したら、そういう反応をします。

でもRさんは違うのです。

本当にそれが当たり前であるかのように、淡々としてるんです。

これが勉強体力があるというのでしょう。

中学時代の少年清水だったら、間違いなく勝てないでしょうね。Rさんには。

点数で勝負する以前に、姿勢ですでに負けたと悟ると思います。

1500mを走ってぜえぜえ言っている隣で、「あともう一回1500m走れますけど」といった表情で息もほとんど切らしてない人がいたら、この人には勝てないと悟るでしょう。

それと似たような感じです。

運動のように見た目のわかりやすさはありませんが、確実に勉強体力が違うというのを思い知らされます。

講師という立場から見ればRさんは頼もしいというか、将来有望で楽しみといった感じでしかありませんが、同級生から見たら脅威でしょうね。

これを使えば「戦わずして勝つ」ができそうです。

圧倒的に勉強して、それが当たり前かのようにいつも涼しい顔をする。

これだけで、勝負を挑んでくる人は減るかもしれません。

まだ3月だけれども、ラストスパート並に勉強しているRさん。

今年の受験生達も、良い刺激の中で切磋琢磨できそうです。

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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