集団授業のメリットと言えば「他の人のスピードが体感できる」ということです。
今日は新9年生(中3)Aクラスの集団授業でした。
やった内容は数学の文字式と乗法公式。
単なる計算なので、1分程度の説明でやり方を理解できます。
でも大切なのはそこから。
理解したやり方を、実際の問題で活用できるかということです。
一つの説明をしたら、10題程度あるプリントを解きます。
制限時間は決めません。
と言っても完全に制限時間がないわけではなく、「この中で一番早く解き終わった時点から30秒後で終了、答え合わせ」というルールです。
Aクラスというのは学校の順位で上位15%以内に入るような子達のクラスです。
当然、みんな負けん気が強いです。
配られたと同時に解き始めるAクラスの子達。
一心不乱に解いていきます。
一番速い子の鉛筆を置く音で終わったことを確認して、そこからタイマー30秒スタート。
そしてタイマーがなったらそこで終了、答え合わせに入ります。
その時点でも2,3人はまだ計算問題が残っています。
それでも構わずに答え合わせをして、終わったら次の解説→問題演習となります。
ちなみに、2,3人の子達は「計算が遅い」ということは言えますが、それが「点数が低い」とはイコールではありません。
むしろ、この子達のほうが数学のテストの点数は取れているくらいです。
数学のテストは計算問題だけではないしスピード勝負ではないので、今日の結果と普段のテスト結果に違いがあっても当然です。
ただ、そうはいっても「今、この勝負」で同級生に負けたということは事実です。
計算スピードの勝負。
いつものテストとは違った勝負です。
解き終わらなかった子達は、同級生の解くスピードの速さに驚いたことでしょう。
普段はスピードを意識してないと思います。
だからこそ、あえて集団授業でそれをやってみたのです。
なかなか良い刺激になったんじゃないかと思います。
Aクラスの授業では今後もこういった取り組みを継続したいと思います。
お互いの負けん気をガンガン刺激して、皆で高みを目指したいと思います。