一問入魂

この時期になると、3年生は「各自、自分の課題を進める」ことになります。

まあ、各々がそうやって自分の課題を進めることが一番の成績UPになるので、この時期というわけでもなく、Lilyはいつもそうなんですけれども……。

ただ、せっかく皆が一斉に集まっているのに、各自バラバラなことをやっているのもつまらないですよね。

ということで、時々、全員一斉の小テスト大会などが開かれます。

今日は「中1~中3までの計算」でした。

正負の足し算引き算から始まり、最後は2次方程式まで。

1単元1枚ずつ、計14単元を一気に振り返ります。

ただの計算です。

計算ができなかったら、それ以外の問題で点数がとれるわけないという基本中の基本、土台の中の土台です。

しかし……

ミスが出るわ出るわ。

ノーミスでクリアできた人は1人もいませんでした。

たかが計算問題、されど計算問題。

最近の茨城県公立入試は形式がころころ変わるので、今度のはどうなるかわかりませんけれど、計算問題があるとしたら1問4点くらいでしょう。

たった1問で4点。

数秒で解ける問題でも4点。

普段なら特になんてことのない4点です。

期末テストで4点下がっても、落ちる順位は1つか2つでしょう。

でも、実力が拮抗している同級生が集まっている入試では、その4点が命取り。

一気に20位くらい下がっても不思議ではありません。

合格ライン前後に4,50人くらい集まっているかもしれませんからね。

この時期になると、難しい問題を解かなければ上位に食い込めないと考えて、難しい問題に果敢に挑戦する中学生も出てきますが、実は大切なのはそこよりも「正解率の高い問題をいかに落とさずに乗り切れるか」です。

残り期間、すべて一問入魂で行きましょう!

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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