0と1。
デジタルの世界は、0と1だけで成り立っているそうです。
キーボードのAを押すと、PC内では二進数で 01000001として処理されます。
逆に、01000001 という信号が来たときは 「A」を画面表示させます。
今、読んでいる文字もPC内部では1と0で処理されているのです。
0と1は、歌詞の中でもでてきます。
数えた足跡など 気付けば数字でしかない
BUMP OF CHICKEN / カルマ
知らなきゃいけないことは どうやら1と0の間
自然数に0は含まれません。
自然数は正の整数、つまり0より大きい整数です。
具体的には、1,2,3,4,5,6……
幼子が最初に知る数字ですね。
存在しないと数えられないため、「数える」という行為は「1から」が始まりです。
目の前にみかんが3つあったら「1,2,3」と数えます。
0,1,2,3と数える人はいないでしょう。
つまり存在したら「1」なのです。
数えるときは「1」が最初なのです。
ということで、昔は生まれた赤ちゃんは「1歳」でした。
俗に言う「数え年」というやつです。
数えるので1からなのです。
さらに1月1日には+1歳になります。
12月31日に生まれた赤ちゃんはその日は1歳で、翌日の1月1日に2歳になります。
変な数え方
話は変わって建物の階数について。
中学生時代、英語の授業で「アメリカとイギリスでは階数の概念が違う」ということを習いました。
「建物の2階で待ち合わせしよう」となったとき、日本人なら階段をひとつ上がった先のフロアで待ちますよね。
階段を上らない地面に接している階を1階と呼んでいます。
これはアメリカも同じ。
でも、日本人が言う2階が、イギリスで1階だというのです。
じゃあ、日本人が言う1階は何ていうの?
Ground Floorと言うそうです。
ふーん
ふーん…で終わり?
うん、なんで?
そこから「うちらが2階建てって呼ぶ建物は、イギリスでは1階建てって呼ぶのか?」っていう疑問がわかない?
うちらが2階建てって呼ぶ建物は、イギリスでは1階建てっ呼ぶのか?
さぁ……
うちらが1階建てって呼ぶ建物は?
1階建てってあんまり言わなくない?平屋っていうよね?
平屋でもいいよ。それをイギリスでは何というの?
さぁ……
知らんのかい
だって英語の授業では階数の話しか出てこなかったし
ちなみに中学時代の私は「ほえー」という反応をし、「そんな風に違いがあるもんなんだなぁ、どちらの言い方もまあ理解できるな」くらいまでしか考えていませんでした。
そこで「じゃあ、平屋はなんて呼ぶ?」と疑問に思い、先生に聞いたり調べたりするような子であれば、勉強ができていたことでしょう。
なんでこの話をしたかというと、今日の中2Aクラスの授業でもまさにこの話をしたからです。
2年生達は階数の話を聞いたことはないらしく、私の話を面白そうに聞いてくれました。
聞いた話から一歩踏み込んで新たな疑問を持ち、それを解消しようとする2年生が現れることを期待したいと思います。