覚える

「OK,Google. 応仁の乱が起こったのは何年?」

「Hey, Siri. 三角形の合同条件を教えて」

「Alexa、流紋岩は火山岩?それとも深成岩?」

質問を投げかけるとそれに答える機器に囲まれている現在。

自分で覚えておく必要はなくなりました。

昔は覚えていた友達の誕生日や電話番号も、今はスマホが覚えておいてくれます。

携帯番号は自分のしかわかりません。

そんな今でも「覚える」というのは必要な能力であるでしょう。

一般的な人が何かを覚えるには工夫が必要です。

何もせずに覚えられるのであれば、一般的な人ではありませんし、テストだって毎回100点取れるでしょう。

でも、すぐに忘れる一般人は、工夫が必要なのです。

一番はもちろん繰り返すことですが、ただ繰り返すのではなく工夫をすると良いです。

私が中学時代の友人の電話番号を今でも覚えているのは、よく電話をかけたからではありません。

そこには工夫がありました。

どんなものかというと、番号ではなく図形として覚える方法です。

電話は

1 2 3

4 5 6

7 8 9

というふうに、電卓の数字とは上下が逆になっています。

このとき、1793を順番に押すと左上から左下、右下そして右上へと大きな四角を描きます。

その四角の形で覚えているのです。

2846なら十字を切るイメージ。

Lilyの電話番号は6253ですが、書類に6253の数字を書く前にいつも頭の中でバッテンをイメージして確認しています。

こんな感じで、自分が覚えやすい工夫があるはずです。

そういった工夫をすることが大切だと思うのです。

1000個の英単語を覚えなさい、なんて言われなければ、自ら進んで覚える人はいないでしょう。

でもそういう機会がないと「覚えるために工夫しよう」という発想も生まれにくいでしょう。

受験勉強はそういった思考をするためにもうってつけです。

何の工夫もせずに「覚えられない」と嘆くのはご法度です。

工夫して覚える人からしたら「そりゃそうでしょ」と一蹴されておしまいです。

どうしても英単語や重要語句が覚えられないという人、何か工夫をしましたか?

何十回も書きましたか?

まずはその辺から見直していきましょう。

この記事を気に入ったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

目次