猛暑日が去った

茨城県筑西市は都会か田舎かと言ったら、まごうことなき田舎でしょう。

そんな田舎は車社会。

お店に買い物に行くのも、塾の送迎も、たいてい車です。

歩いて帰れる距離の塾生はほとんどいないので、Lilyっ子達の大半は送迎してもらっています。

SHIMIZU

保護者の皆様、いつも送迎ありがとうございます

でも、夏休みは一味違います。

午前中や昼間の時間に授業があるので、自転車で来る子もちらほらでてきます。

Lilyの前に停めてある自転車を見ると「夏期講習の季節だな」と実感します。

今年は、夏期講習が始まった当初も皆送迎ばかりで、自転車で来る子はいませんでした。

それが、1人、2人と自転車で来るようになると、どんどん増えてきます。

流れができると自動的に増えていくのが面白いですね。

ペンギンの群れを思い浮かべてみましょう。

氷の下の海の世界には餌である魚がたくさんいます。

でも、ペンギンを狙うシャチもいます。

最初のペンギンは、餌がたくさんある世界が広がっているのか、シャチが待っている世界が広がっているのかはわかりません。

餌がたくさんある世界が広がっていることを信じて、最初の一匹が飛び込みます。

ファーストペンギンは、餌をたらふく食べられる可能性と、シャチに自分が食べられてしまう可能性を持ったまま飛び込んでいきます。

その一匹がシャチに食べられたら、他のペンギンは海に入るのはやめるでしょう。

その一匹がたくさん餌を食べていたら、早く続けとどんどん海に飛び込んで行くでしょう。

ファーストペンギンが飛び込むまでは、他のペンギンたちは海に飛び込んで餌を食べたくても、シャチの恐怖に負けて飛び込めません。

でも、ファーストペンギンが飛び込んだあとは、雪崩をうつようにペンギンたちがドドドっと飛び込んでいきます。

こういう事態は、動物界でも人間界でも起こりうるものですね。

Lilyに自転車に来ることには、そこまでのメリットもデメリットもありませんので、ファーストペンギンのような覚悟はいりませんけれど。

朝は8時前に来るのでまだ暑くありませんが、帰りはお昼すぎの炎天下。

熱中症の危険はあるので、そこは気をつけてもらいたいです。

でも今日は昨日までの酷暑ほど暑くはありませんね。

週間予報を見ると、35度以上の猛暑日は見当たらなくなりました。

酷暑がなくなった喜びと同時に、夏の終わりを感じさせる寂しさがありますね。

夏の終わりといえばひぐらしの鳴き声ですが、今年はまだ聞いていません。

それが聞こえてくると、いよいよ夏の終わりを感じるのでしょう。

夏前は「この夏頑張ればなんとかなる!」と前向きにいけた中学生も、夏が終わると「やばい、もう時間がない!」と焦ってくると思います。

中には冬休みになっても焦らずに「入試?なにそれ」というツワモノも必ず現れるでしょうけれど。

今日が終われば、夏期講習はあと3日。

やり残しのないように。

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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