プロであるなら、自分のモチベーションは自分で上げておかなければいけません。
「人に言われたからやる」では、勉強しなさいと言われてしぶしぶ勉強する学生と変わらないのです。
そうはいっても、難しいのが自分自身のモチベーションのコントロールです。
高いときは時間を惜しんで働き、低いときは怠けてしまいます。
一般的な人よりはほんの少しだけ高い位置でモチベーションをキープできる(と思っている)私でも波があります。
そんな私は、最近いつもより高い位置でキープできていると感じています。
寝る間も惜しんで仕事に励んでいるのです。
そうさせているのはLilyっ子たちの存在が大きいです。
頑張っている姿を見せられると、こちらも頑張らないわけにはいかなくなります。
さらに昨日、
「子供が、おじいちゃんからもらったお金でLilyの夏期講習に行きたいというので、申込みに行きます」
というような内容のLINEをいただきました。
もらったお金で夏期講習。
中学生って、そんなお金の使い方しますっけ?
少年清水が祖父からお金をもらったとしたら、スーパーファミコンのカセット代になってましたよ。
勉強は贅沢です。
だからといって「だったら勉強しない」という選択肢を選ばない上位生。
そういえばJ君もそんな感じでした。
上位生にとっては「やるな」と言われてもやってしまうのが勉強なのでしょう。
大半の中学生は「お金をやるから勉強するな」と言われたら、喜んで「勉強しない」という選択をするはずです。
でも上位生は「お金はもらわなくてもいいから、勉強する」という印象があります。
さらには「自分がお金を払ってでも、勉強する」と。
大人になるとわかりますが、勉強は「やるとご褒美がもらえる」というものではないのです。
自分のお金や、自分の時間と引き換えにするものです。
贅沢なんです。
お金や時間と引き換えてでもやりたくなるような、それ以上のメリットがあるようなそんな力を持っているのが勉強です。
私がそれに気づいたのは30歳くらいでしょうか。
吾十五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順(したが)う。七十にして心の欲する所に従えども矩(のり)を踰(こ)えず。
孔子 / 論語
論語によれば、まあそれが普通なんじゃん?みたいに感じますけれど。
でも、上位生を目の当たりにするたびに「この子は私の30歳の境地に達している気がする」と思うのです。
そんなこともあり、最近の私は動かされっぱなしです。
「こりゃ下手な指導はできないぞ」と自らを奮い立て、この後も仕事に勤しみます。