何か行動を起こすときに「そういうものだから」と言い聞かせてしまうことがあります。
言い聞かせる相手は娘だったり自分だったりします。
例えば「なんでお母さんがいつもご飯を作るの?」と聞かれたら「そういうものだから」と答えてしまう感じですね。
本当はちゃんと理由があって、理路整然と答えてあげれば良いのですが「そういうものだから」と言ってしまうこともありますよね。
特に「なんでなんで」攻撃をされると、最後の頃は「そういうものだから」の力技でねじ伏せようとしてしまうでしょう。
「なんでゲームやっちゃいけないの?」という質問に最初は「目が悪くなるから」とか「勉強をする時間が減るから」と言った理由を答えていても、さらに「なんで目が悪くなるの?」と踏み込まれると答えに窮することがよくあります。
その時に出てくるのが「そういうものだから」です。
このキーワードをうまく使えば、お悩み解決に使えます。
「なんであの子は友達の悪口を言うんだろう。私の悪口言っているのかな」と悩んだときも「人間って、そういうものだから」と思えればそれ以上悩まなくなります。
でも、なんでもかんでも多用すると、考えることをしなくなってしまうと思うのです。
実際に私はお正月の鏡餅なども「そういうものだから」と飾ったりしますが、その理由はよくわかりません。
理由を追求しようということもせず、思考停止状態です。
「分数の割り算は、どうして逆数の掛け算にするの?」と小学生の子供に聞かれても、たいていは「そういうものだから」と言ってしまいますよね。
「そういうものだから」はそこで思考を停止させて、むりやり先に進ませようという信号になっているのです。
「そういうものだから」を多用すると、自分自身も我が子も、考えることを遠ざけてしまうようになってしまいます。
それがいい面もありますが、勉強においては悪い面のほうが目立ってしまいます。
「そういうものだから」と言わないように頑張りたいと思います。
なんで男はスカートをはかないのだろう
そういうものだから
でもスコットランドの民族衣装で男がスカートはいたりするよね
そういうものだから