3年生から社会の公民で「これってどういうことですか?」と聞かれることがちょくちょくあります。
独占禁止法の話で「発注者と受注者が事前に落札価格を決めて、価格を吊り上げるのを防ぐ」といったことがあり、こういうのが中学生にはピンとこないようです。
他にも需要供給曲線のグラフの見方とか。
国債発行と増税の違いとか。
大人になるといつの間にか知っているものです。
俺はよくわかってないよ
勉強し直しだな
何が財政政策で、何が金融政策なのか。
インフレが起こると金利を上げるのはなぜなのか。
監査請求とは何なのか。
ちょうど、一般社団法人のColaboの不正受給に関連して、東京都に住民監査請求するという件がありました。
新聞やテレビにとって都合が悪いのか、ぜんぜん報道してませんがネットでは結構騒がれてますね。
若者ならそんなニュースより、芸能ニュースしか興味ないと思いますが、私もいい年ですのでそんなニュースも気になるお年頃なのです。
それで監査請求という言葉は身近にあったのです。
40過ぎた大人にとったら中学生の公民の内容は結構簡単です。
社会の仕組みに興味を持つと公民は面白く感じるのですが、中学生にはまだまだ難しいでしょうね。
公民をいかに身近に感じさせるかは、日常の中でニュースに触れさせるのが一番。
それが難しいんだけど
「国債を国民の借金と呼ぶのはなぜですか?」と聞いてきた3年生も、ニュースを見て、そう呼んでいるのを聞いて、質問してきました。
国債は国民の借金ではなくて、政府の借金。
同時に、それは国民にとっては財産だと言っておきました。
公民を勉強すると、選挙にもちゃんと行こうって思うようになるし、社会のテストもできるようになるし、良いこといっぱいあります。
公民に興味を持つようにするためにも、ぜひおうちでも公民の内容を話題に挙げてみてください。