正答「ニュータウン」

社会で「ニュータウン」と答える問題をよく見けます。

都市化が進展し、住宅不足を解消するために、大都市の郊外に開発された大規模な住宅街をなんというか

という感じです。

それに対して、中学生はどう間違うかというと……

友人Y

ダウンタウン?

SHIMIZU

大喜利じゃないよ

誤答「ダイバーシティ」

友人Y

最近なんかよく聞くよね、それ

SHIMIZU

うん

友人Y

ダイバーっていう名前の都市?

SHIMIZU

都市名じゃないよ

ダイバーシティは”多様性”という意味の言葉です。

「世界にはいろんな人がいっぱいいるので、それぞれの人の意見を大切にしよう」とか言いたい時によく使われます。

シティと言うあたりがニュータウンと混同してしまう理由でしょう。

でも英語で書けばわかります。

ダイバーシティはDiversityです。cityじゃありません。

ちゃんと覚えるべき、と言うこともできますが、わざわざダイバーシティとカタカナで言うのもどうなんだろうと思います。

日本語にできないもの、日本語にはもともとなかったものをカタカナで言うのならわかります。

ダイバーシティは多様性で通じそうなので、こういうのはカタカナを使わないでほしいんですけどね……。

友人Y

ニュータウンも「新興大規模住宅地」でよくね?

SHIMIZU

良いと思う

でも、たぶん、ニュータウンという言葉の方が広まりやすいでしょう。

なぜなら簡単だから。

SHIMIZU

書くのも楽だしね

友人Y

じゃあ、ダイバーシティだってカタカナでいいじゃん

SHIMIZU

そうなんだけどさ

ダイバーシティは中学生のように「市」と勘違いする人が多そうなので、そういうのはカタカナじゃなくていいんじゃないかと思います。

アイデンティティ

モラトリアム

シンドローム

エビデンス

サスティナブル

コロナ禍でも一気にカタカナ語が増えましたよね。

ロックダウン

クラスター

パンデミック

ゾーニング

ソーシャルディスタンス

テレワーク

こういったカタカナ語で思いつくのは東京都知事の小池百合子さん。

彼女は他にも

アウフヘーベン

ワイズ・スペンディング

ステークホルダー

レガシー

ガバナンス

などなど、たくさんのカタカナ語を使っています。

一度、意味をきちんと理解すると、カタカナ語を使って話すのが楽ですが、相手がどれくらいカタカナ語を理解しているかを見誤ると、全然話が通じなくなります。

ニュータウンもダイバーシティも社会の授業で習うから、それはもう周知の事実ってことですかねぇ。

10年前より今のほうが習う用語増えてますよね。

流行語くらいなら、いずれ消えていくから気にしなくても良いですが、教科書に載るくらいの言葉になると消えませんからね。

オイルショックとか、私も体験してませんが、言葉自体は知ってますし。

カタカナ語も増えていくのでしょうね。

日日是勉強ですね。

友人Y

そういえばルー大柴って何してるんだろ

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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