高校英語は難しい

新高校1年生の英語……。

むずかしい~。

基本の文法は中学英語で大丈夫なんですが……。

なんというか「例外」を多く扱っている感じです。

まあ、日本語もそうですが「外国人が習う日本語」と「日常で日本人が使う日本語」はだいぶ違うでしょうからね。

例えば、日常で「あなたは昨日、図書館へ行きましたか?」なんていう言い方をする人はそうそういないでしょう。

「昨日、図書館行った?」と言うのが一般的じゃないかと思います。

他にも「私の娘は感じを書くことができて凄いです」なんて言いませんね。

「凄いのよ、うちのこ。漢字も書けちゃうの」と言ったほうが日常感がでますね。

こういうのは英語でもあります。

「市民の喜びはたいへんなものであった」という意味の英文の空欄補充問題があるのですが、日本文を見た中学生は「主語は”市民の喜び”だな」とわかると思います。

でもいざ英文を見てみると

Great ( ) the delight of the citizen.

ん?Greatが主語??

となってしまいます。

Greatは「すごい」とか「すばらしい」という意味だというのはわかりますが、それ以外のdelightやcitizenは知らないと思います。

こういった単語をいちいち調べないと進めません。

問題を1題解くだけでも一苦労ですね。

ちなみに、これは倒置法のように、主語と述語が逆になっています。

ということで正解はwas。

Great was the delight of the citizen.

となります。

これをさらに日常的な日本語に訳すと「すごかったんだ、市民の喜び」といったところでしょうか。

The delight of the citizen was great.

この語順なら、中学生でも単語の意味さえわかれば訳せたかもしれません。

中学英語ではいかにきれいな英語というか、基本的な英語を学んでいたかというのがよくわかります。

A is B であるなら、 B is A と言い換えられる文ってありますね。

「私の弟はボブです」と「ボブは私の弟です」。

どちらも同じ意味ですね。

ということで、こんなふうに先にBの部分を言う言い方もあるのです。

文型でいうと、第二文型のSVCのCを先に言うってことです。

そういうこともあるよ、と知っておかないといけないのが高校英語。

一筋縄ではいきません。

次の英文も新高校1年生達は苦労してました。

Of the nine students, the shortest can run fastest.

これは、この文の「主語には波線を、動詞(と助動詞)には実線を引きなさい」という問題です。

「can run」が「走ることができる」という動詞なので、そこは線を引けます。

でも主語はどれ?となってしまうのです。

正解は the shortest

これは2つの文にしたらわかりやすいかと思います。

A boy is the shortest of the nine students. He can run fastest.

「ある少年は9人の生徒の中で一番背が小さい。彼は一番速く走ることができる」

この2文を言うのが面倒なので

Of the nine students, the shortest can run fastest.

「9人の生徒のうち、一番背の低い生徒が一番速く走れる」

としているのです。

よって主語は「一番背の低い生徒」という意味の「the shortest」となります。

studentは省略されているのですね。

主語はよく省略するし、述語でさえも省略することもある日本語からすれば、これくらいの省略は可愛いものだと思います。

が、初めてこの文に出会うと「なんだこれは?正しい英文なのか?」となると思います。

知らない単語がいっぱい出てくる上に、こんなふうに例外のような文法がたくさんでてくる高校英語。

少なくとも単語は自分で頑張れるのだから、できる限り単語力を増やしておきなさいと伝えておきました。

まあ、そういうことを言う前から、下妻一高に行くS君はターゲット1800の英単語帳を持ち歩いて勉強してますけどね。

今日もLilyに入ってくるときに手に持っていたので「車の中で勉強してたの?」と聞いたら「勉強してたんですけど車酔いをしてしまったので止めました」と言ってました。

どこでも隙あらば勉強しようとする姿勢がいいですね。

逆に言えば、このくらいの意識じゃないと高校ではすぐに置いていかれてしまいます。

部活、友人、恋愛、スマホ……誘惑がより増える高校時代。

ゴールを定めて、選択しながら進みましょう。

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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