もしも時間があったなら、自分はもっとできたはず……。
そう思いますよね?

はげしく思う
いえ、それは妄想です。



なぬ
もしも時間があったなら、あなたはその延びた時間を無駄にするだけでしょう。



うぅ否定できない
50m走の場合、速い人と遅い人の差はせいぜい数秒~数十秒です。
でも、42.195kmのフルマラソンの場合は、速い人は2時間台で走るし、遅い人は10時間かかるかもしれません。
完走できない人もいるでしょう。
距離が伸びれば伸びるほど、その差は大きくなっていくものです。
5分追加されたとしても、足の遅い人が追いつくどころか、その5分で速い人はもっと先に行ってしまうという現実。
片方だけに追加される時間なんて都合の良いものはないのです。
なので、時間が追加されればされるほど、差は開いてしまいます。
一番差が少ない時期といえば、スタート直後という現実。
現実は残酷なものです。
ただ、そのままずっといくわけではないというのも、現実です。
足が速い人もどこかで足を怪我するかもしれないし、足が遅い人もコツを掴んで急に速くなるかもしれません。
予測できない未来が待っているのもまた現実。
現実に打ちひしがれるのではなく、現実を受け入れて、自分にできることを一つずつこなしていきましょう。



自分に言い聞かせるための記事