月日は流れている

誰かと最後に会った日が、その誰かの最新の像として保存されます。

毎日顔を合わせる家族は、像が毎日アップデートされます。

でも、月に一回や年に一回しか合わない人は、アップデートの更新頻度が少なくなります。

そうすると、前回会ったのが最新という状態になり、現実との乖離が大きくなります。

それが数年になればなおさらです。

久しぶりにテレビを見ると、数年前に見ていたタレントたちがずいぶん老けたなと思うのもそういった理由でしょう。

毎日のように顔を合わせて毎日アップデートしていると、変化に気づきません。

でも、数年離れて会うと、自分の中の像と現実とのギャップに驚きます。

そこで時間が流れているんだなと感じます。

先日、以前の職場の同僚の女性が妊娠したということを知りました。

一年前は結婚したという情報に驚きましたが、今度は妊娠に驚きです。

まあ、年齢を考えれば不思議ではないのですが、私の中ではその女性は10年前くらいの像で更新が止まっているため、それらのニュースにとても驚きました。

同じように、リリイっ子卒業生達のアップデートも最近ずっとしていません。

中3の時期を最後に、更新は止まったままです。

それが「二十歳の集い」で現状を知り、驚いています。

皆、大人になってます。

中3のときの面影がかろうじてあるっていうくらい。

その辺ですれ違っても気付けないと思います。

中3になればほぼ体も完成しつつあると思いきや、高校やその先でまただいぶ変わりますね。

そういう変化を楽しむのが私の生きがいでもありますけれど。

最近抱っこするとき、やたら大きく感じる7歳の我が子。

1年で5cm伸びたようです。

自分の子でも成長が早いと感じるのですから、他人の子ならなおさらですね。

リリイっ子達がLilyにいるのはほんの数年間ですが、10代での数年間が人生に及ぼす影響は大きいと思うので、心してかかりたいと思ます。