裏技は覚えていれば時間短縮になる、というくらいの位置づけだと思います。
知っていれば早く解けるし、知らなくても時間がかかるだけで解けないことはありません。
今日は9年生のBクラスで、今度の中間テストで使えそうな裏技を教えました。
この裏技は公式ほど頻繁に使いませんが、覚えていれば時間短縮になるといった類のものです。
式にすると、ab / (a+b)というものです。
そういえば、2乗に比例する関数で、放物線上のある2点を結んだ直線の傾きを求めるというのも、裏技がありました。
y=ax^2で、xの値がpからqまで増加するときの変化の割合を求める場合、a(p+q)で求められるというものです。
本来、傾き(変化の割合)を求めるには、xの増加量分のyの増加量で求めます。
でも、この裏技を知っているとy座標を使わなくても求められるので時間短縮になります。
どちらも教科書や参考書に載っていることもあるので、裏技かと言われると「別に”裏”ではないな」といった感じですけれど。
今日教えたab / (a+b)というのは実は私は最近知りました。
それまで一切使っていなかったのです。
その理由は「使わなくても解けるから」でした。
ということで、教えるかどうかをためらいましたが、もしかしたらこの解き方のほうがしっくりくるというリリイっ子もいるかもしれないと思い、教えることにしました。
ゴールにたどり着けるなら、そこまでの道のりはなんだって良いと思います。
ときには遠回りするのもいいでしょう。
急がば回れとはよく言ったものです。
今回の解き方は「王道」と「裏技」があります。
「王道」だけでも問題ありません。
裏技だけだと解きにくい問題があるので、裏技だけというのはあまり推奨しません。
「王道」か「王道+裏技」か。
いろんな解き方を知っていた方が、ひらめきやすくなるというのもあるかもしれません。
でも、裏技を覚えたり、忘れずにいることの方が労力がかかると感じる人もいるでしょう。
裏技を聞いてもすぐ忘れそう
そこに数字を代入すれば、答えが簡単に出てしまうものを教えることが良いのかどうかはわかりませんが、Lilyでは教えています。
そもそも解の公式だって、それを丸暗記して数字を代入するだけですしね。
公式も裏技も、時間短縮になる武器。
知っておいても損はないかもしれませんね。