点数が伸びない理由

本格的に受験勉強を始めた9年生。

でも「やっているのに点数が伸びない」という声をよく聞きます。

まぁまぁ、そう焦らずに。

そもそもそれで点数が上がるほうがおかしいのです。

なぜなら、本格的に始めた9年生がやっているのは中1・中2の範囲です。

実力テストの範囲は中3の今習っているところまでの範囲です。

中2の真ん中までは100%できるとしても、今のテストでは50点満点くらいになってしまいます。

だから、点数に表れないのも当然です。

目に見えて「できるようになってきた」とわかるのは、せめて3年生の内容まで行ってからでしょう。

今まで30点とか40点くらいの子は、中2までの範囲の学習が終われば60点くらいにはなるはずです。

今点数がとれないのは、まだそこまで学習が終わっていないからです。

すぐに成果を求めてしまいたくなるとは思いますが、そんなものはありません。

筋トレで考えてみてください。

腕立て伏せを10回しても、すぐに筋力はつきませんよね。

腹筋30回やったら、すぐお腹が割れたなんてことは起きませんよね。

もしそんなに急激に変化が訪れたとしたら、逆に怖いですよね?

どんなことでも、効果が出てくるまでには時間差があります。

基礎ができている人であれば、勉強し始めれば3ヶ月後には効果が出始めるでしょう。

それでも早い方です。

早くて3ヶ月です。

基礎ができていなければ、6ヶ月以上かかります。

本気で勉強し始めてから6ヶ月です。

夏に勉強した人は入試直前になってようやく点数が上がってきたと実感できるレベルです。

みんなそんなものです。

だから、焦らずに。

今している勉強を続けましょう。

焦ってあれこれ手を出すのはNGです。

今習っている範囲まで学習が進んでいるにも関わらず、点数が伸びないという場合はぜひご相談ください。

そうでなければまずはそこまで学習を進めることが大切です。

焦らずに行きましょう。

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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