我が家の花壇を覗いてみれば、単子葉が顔を出す。
チューリップです。
チューリップは単子葉類の代表とも言えますね。
「単子葉類ってどんなのですか?」と問われれば「チューリップのように葉っぱがすーっとしてるやつ」と答えます。
チューリップは身近な花だし、絵を描くことも多いのでイメージしやすくて助かります。
単子葉類といえば、葉は平行脈。
葉脈という筋が、すっと平行に並んでいる植物です。
他にも「イネ」や「ユリ」「トウモロコシ」を挙げればもう理解は十分でしょう。
ユリってどんな花だっけ?
図鑑で調べなさい
単子葉類に比べ、双子葉類は葉脈は複雑です。
「アブラナ」や「朝顔」や「たんぽぽ」を思い出せば良いでしょう。
これらの花は、葉を描くときは少し大変です。
こうやって実際に書いてみると、単子葉類と双子葉類の区別がつくようになります。
単子葉類のチューリップが子葉を出しました。
見てみるとたしかに1枚です。
単子葉類たる所以です。
「種から出た葉っぱを書いて」と言われたらたぶんほとんどの人が双子葉を描くでしょう。
双子葉の方が、パッと見で「芽が出てきた」とわかりやすいからです。
ということで、たいていの人は芽吹きと言えば双子葉類を書きます。
単子葉類はピンと来ないでしょう。
かくいう私もそうでした。
実は、チューリップが芽を出すところをまじまじと見たのは、塾で理科を教えるようになってからです。
それまでは芽吹きなんて気にもしませんでした。
「そろそろ梅がつぼみを付け始めたな」くらいしか思ったことはありません。
それが勉強をしてから(私の場合は勉強を教えてから)気になり出すのです。
世界は常に語りかけていたのに、私はまるっきり無視していたようなものです。
勉強してから世界を見ると、面白いことが増えます。
そんなところにも勉強の楽しさがあるのでしょうね。
世界に興味を持つのが先か、勉強をするのが先か、それはどちらでもかまいません。
楽しむコツは勉強にあり。
一緒に楽しんでいきましょう。