すぐ答えが手に入る弊害

スマホが普及したおかげで、何気ない疑問がすぐ解消されるようになりました。

それまでは向こうに見える日光の山々の名前が気になっていても、それを調べる術が限られていて、気になってもわざわざ調べに行くなんてことはしていませんでした。

それが今やスマホですぐに答えが出てくる時代です。

見慣れない虫でさえ画像検索すれば一発でそれが何かがわかります。

今までは「ちょっとは気になるけど、別に調べるほどでもない」というくらいのものは、切り捨てていました。

でも、今はささっと調べて知識となっています。

そう考えるとスマホの普及は良かったと思います。

で、そんなスマホに慣れた今、ちょっと検索しても見つからない答えにぶつかると、ちょっとしたストレスになります。

先日も、小春がリリイのお友達に影響されて「習字をやってみたい」と言い出しました。

習字は「子供に習わせたい習い事No.1」です。

なのでそれは良いことなんですが、その習字を教えてくれる塾がどこなのか……。

スマホで検索してもすぐに出てこないのです。

そして出てきたとしても「料金がいくらなのか」が載っていないのです。

友人Y

習字って年配の人がやってるからHPとかないという印象があるな

一昔前の、ママ友ネットワークみたいなので、どこにどんな習字塾があるのかを聞いて、実際に言ってみたり電話してみるといったことをしないといけない感じです。

そうすると、今はすぐにできないから、今度時間があったときでいいや、となってそのまま放置してしまうという……。

すぐに答えが手に入ることになれると、すぐに答えが手に入らない場合「もういいや」となってしまいます。

これは便利すぎる弊害かもしれませんね。

気をつけたいと思います。

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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