ゲームをしていても分かる賢さ

数年前に流行った「ボケて」で殿堂入りしていたネタがこちら

大歓声に包まれた犬が「す、すげぇ!生類憐みの令、すげぇ!」と言っている画像です。

これを見て面白いと感じるのは「生類憐みの令」という言葉も、それがどういうものかもわかっている人でしょう。

しばらく歴史の勉強から離れた人でも、「5大将軍徳川綱吉」という語句が出てこなくても「生類憐れみの令って、蚊を殺したら死刑なんだっけ?」みたいなイメージは覚えていると思います。

でも、そのぼんやりとしたイメージさえも持っていない人にとっては、先程のネタの何が面白いかが理解できないでしょう。

楽しむには知識が必要です。

Lilyで休憩中に始まるスマブラ大会。

そういった遊びの中でも「この子達は賢いな」と思うところがあります。

そう思う理由はキャラクター名にあります。

皆それぞれ思い思いのキャラクターを使うわけですが、そのキャラクターに好きな名前をつけられるのです。

賢くない人に名前をつけさせると、下ネタだったり罵詈雑言だったり、眉をしかめるような名前がでてきます。

でもリリイっ子達のつける名前は

「スターリン」

「しほんしゅぎ」

「みんしゅしゅぎ」

「しゃかいしゅぎ」

「はらたかし」

などなど。

ちょっと前は「たこ」「かに」「いか」なんていう名前でしたけれど、それに飽きたのか上述のような名前が出始めました。

コンピュータがランダムで名前を作成するというボタンもあるので、それで作られた名前もあると思いますが、そこから派生する「◯◯しゅぎ」とかはリリイっ子達がつけているのを見ました。

そして、「スターリン」と「しゃかいしゅぎ」が残っていると「社会主義しかいないじゃんか」とはやしたてたり、そこに「みんしゅしゅぎ」が残って勝ったりすると「民主主義が社会主義に勝った」などと言ったりします。

遊びの中に勉強の用語をさり気なく混ぜられるのって、結構すごいことだと私は思います。

こんな子達なので、休憩時間中にゲームをさせられるっていうのもあります。

今現在在籍している子達が作った文化、このまま受け継がれていくといいですね。

この記事を気に入ったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

目次