中学校の教科といえば
英語、数学、国語、理科、社会。
これらは主要5教科と言われます。
でも、習うのはこれだけではありませんね。
音楽、美術、技術家庭科、保健体育といったものもあります。
こちらは「技能教科」「実技教科」「副教科」などと言われます。
「副教科」というと、メインではなくサブということになるので、そう呼ばれることを嫌う先生もいるようです。
まあ、気持ちはわかる
私は技能教科と呼ぶのがしっくりきます。
そんな技能教科も、期末テストがあります。
技能教科というのはだいたいが「体で覚える」教科です。
そんな教科なのに、ペーパーテストをするというのがちょっと違和感があります。
例えば、縄跳びで二重跳びもはやぶさも、なんでもできる子がいたとして、その子は実技テストであれば満点になるでしょう。
でも、ペーパーテストだったら……。
技能教科のペーパーテストの対策はほぼすべて暗記することになるでしょう。
頭で覚えないといけないのです。
この辺がミスマッチしてる気がするんですよね。
私が中学時代はバレーボールの「オーバーハンドパス」「アンダーハンドパス」を答えさせる問題がありました。
そういう言葉を覚えないといけないのです。
でも、実際、そういう言葉を覚えてなくてもバレーボールは楽しめますしね……。
テストのためにいろいろな用語を暗記するということが、技能教科に必要なんですね。
まあ、この辺は常識として知っておきなさいということだと思いますけれど。
で、結局、ペーパーテストになると、主要5教科が得意な子、いわゆる勉強のできる子のほうが有利になります。
頭で覚えるというノウハウを身に着けているからです。
50mを6秒前半で走れる能力があったとしても、期末テストで高得点を取れるとは限りません。
そう考えると、技能教科の判定ってそれでいいのかなぁと思います。
実際は期末テストの点数と、普段の実技の評価が組み合わさっているんだと思いますけれど。
私のそんなモヤモヤする気持ちはおいておいて、ペーパーテストがある現状、その対策が必要です。
対策といっても範囲内の用語をひたすら暗記するというものでしょう。
それをやって、期末テストに臨むわけですが…Lilyっ子たちに聞いてみたところ、5割以上の子は「技能教科の対策は一通り終わりました」と言っていました。
明日が技能教科の期末テストなのですが、その対策をしている子より、普段の5教科の勉強をしている子のほうが多かったので、不思議に思ったのです。
そしたら、リリイっ子たちは、ちゃんとやってたみたいです。
すばらしい
私は技能教科の勉強は3日前からやろうと思いつつ1日前になって焦るけどそれでもやらず、テスト直前の休み時間で慌てて暗記する、ということを繰り返していたような気がします。
そんな私に比べると、なんとしっかりした中学生達なんでしょう。
誇らしい気持ちもありますが、それ以上に「自分も中学時代にあんなふうにちゃんとやっておけばなぁ」という後悔が押し寄せてきます。
もう一度中学生になりたいものですね。