遺伝はどこまで関係するのか

人の成長は先天的なものと後天的なものが絡み合うので、特定の何かを原因だと言い切れません。

それゆえ、遺伝のせいにもできるし、環境のせいにもできます。

学力はどちらかといえば後天的な要因が大きいと思います。

勉強する時間が長いからです。

それに対して運動は先天的な要因が大きいと思います。

例えば水泳やサッカーだとしても週に数時間しかやらないでしょう。

その中でどんどん上手くなる子もいれば、そうでない子もいる。

少ない時間の中でそれだけ差が出てしまうのは先天的な要因が大きいんじゃないかと思います。

翻って我が家。

私の運動偏差値は55くらいでしょう。

偏差値60はないと思います。

妻の運動偏差値は40くらいでしょう。

平均すると運動偏差値は47.5。

娘たちにはスポーツ選手として生きていく道は望めなそうです。

SHIMIZU

もともと望んでもいないけれど

そうはいっても、無限の可能性を持っている子供です。

親が勝手に限界の線引をするわけにもいきません。

ということで、娘がやりたがった水泳に通わせています。

そのせいもあるでしょう。

この前、保育園のプールの授業で25mをビート板で泳ぐというテストがあり、その見学をしていました。

我が家の娘はぐんぐん進んでいき、あっという間に25mを泳ぎ切っていました。

同時にスタートしたもう一人の子は、まだ半分も進んでいない状況でした。

5歳の頃には補助なし自転車も乗っていました。

私も妻も、補助なし自転車は小学生になってから乗れるようになりました。

鳶が鷹を生んだのでしょうか。

それとも、鳶の教え方がうまくなったので、鷹になるのも早かったのでしょうか。

親の遺伝子的に、この子は運動は無理だろうと決めつけるのは早計であることは確かなようです。

プロレベルになるには遺伝がものを言うのかもしれませんが、偏差値60を超えるくらいなら努力でなんとかなりそうな気もします。

どれだけ努力しても偏差値60を超えられないというのであれば、思い切ってその分野は諦めて違った方に向けてあげるのもいいかもしれません。

まずは「やるだけやった」という境地に達するまでやってみることですね。

我が家も頑張りたいと思います。

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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