種火はあるか

太陽が出ているにも関わらず、夏のようなジリジリとした暑さはなくなりました。

秋です。

朝晩は冷えます。

なのに、居残り組の男子二人のきたら。

半袖半ズボンです。

友人Y

半袖っていうけど、実際は2歩くらいだよね。半ズボンも。

SHIMIZU

半ズボンはハーフパンツだから”半”ズボンで良さそう

そういや、うちの子も半袖で走り回っていました。

子供は元気ですね。

年長の小春が、水泳教室に通いたいと言い出しました。

実は何ヶ月か前にも言っていたのですが、その時はスルーしました。

本当に通いたければ、くらいついてくるだろうと思って。

逆に言えば、それくらいじゃないと、ただ口走った感が出てしまうので、何度か言われるのを待っていました。

水泳教室に通いたいと言ってから数ヶ月たった今、まだ言っていることもあり、ついに私達保護者も動きました。

2つのプールで体験してみて、家から近いほうが良かったようなので、そちらに通わせることにしました。

もちろんその前には

「自分でやりたいと言ったからには、簡単に辞めないこと」

「お友だちと遊びたいなどの理由で”行きたくない”というのは通用しないこと」

などの約束も交わしました。

私自身、プールの授業が大嫌いで、小学1年生のプールのときに「頭が痛い」「お腹が痛い」と仮病を使ってプールを避けていたのを知った母親に無理やり水泳教室に通わされた記憶があります。

SHIMIZU

顔に水をつけるのが嫌だったみたい。シャワーとかでも泣いてたらしい。

友人Y

そういうことを今になって言われるの、恥ずかしくない?

SHIMIZU

いや。むしろ小1で仮病を使うなんて、なんて頭のいい子だったんだろうって思うね

当時は2つ上の姉がその水泳教室に通っていたので、私もしぶしぶ通っていました。

姉はむしろ自分から水泳をやりたいと言って、すいすい泳いでいるタイプだったので、級もどんどん上がっていましたが、私は全く向上心がなかったので、だいぶ級が上がるのはだいぶ遅かったです。

でも、無理矢理にでも水泳教室に通っていたおかげで、プールに恐怖心はなく、むしろ好きになれたので良かったです。

とはいえ、いい年の大人になった今は水着に着替えるのが面倒くさくて、プールに入るのは嫌ですけれど。

勉強も水泳も、なんだってそうですが「種火」は持っていてもらいたいものです。

それを持っていないと、いくら薪を用意したって炎は上がりません。

「やってみたい」という種火を持ち合わせているのは才能だと思います。

小春はその才能を持っているということなので、その辺は安心です。

(下の子の日和はちょっと心配です。姉妹でもこの辺はだいぶ違いますね)

数年前「うちの子は競争心がなくて……」と頭を悩ませる保護者様がいました。

例えば、テストの後に「Aちゃんは430点だって。すごいね~」という感じ。

「すごいね~……ってあなたも同じテストを受けてるんだし、負けて悔しいとかないの?」と言いたくなる気持ちを押し殺して応援していたそうです。

そんなマイペースの我が子にやきもきさせられながらも応援し続けてくれたお母様。

最終的にその子は一高に合格していきました。

競争心がないということは争いも少なく、それはそれで良い面でもあるのですが、勉強ではマイナスにはたらくこともありますね。

でもその子はマイペースに見えつつきちんと種火を持っていたので、最終的になんとかなった印象です。

種火がなく無気力でいられると、周りにはどうしようもありません。

スパルタ式でやれば少しは伸びるかもしれませんが、その時だけで終わるでしょう。

種火は幼少期の「やってみたい」という気持ちから始まっている気がします。

ということで、このチャンスを逃さずに小春の種火も育てていきたいと思います。

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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