受けるより解く

早いもので、夏期講習も残り3日となりました。

友人Y

光陰矢の如し

リリイっ子たちを見ていて思うのは「必要なのは授業を受けることではなく、自分で問題を解くこと」です。

どんなに授業がわかりやすかったとしても、自分で演習せずに忘れてしまっては意味がありません。

「授業がわかりやすかった」と言われれば私は嬉しく思いますが、得点に結びついていないのであれば、私は残念に思います。

結局、自分の手を動かすしかないのです。

動かすのは耳でなくて手と頭。

一般的に、塾に求めるのは「授業をしてくれること」が多いと思います。

でも、成績を伸ばすという観点で見ると、授業が一番ではありません。

授業をしてくれることを望むのは、きっと家ではできないからだと思います。

それに対し、自学でワークなどを演習するなら家でもできるはずなので、塾では家ではできない授業を、となるのだと思います。

その気持ちはわかります。

例えばトレーニングジムに行くのであれば、家ではできないトレーニングをしたいですからね。

家には入らないような大掛かりな器械を使えるのが醍醐味だと思います。

トレーニングジムに行って腕立て伏せをしていたら、何のためにジムに行ってるの……と思ってしまいますもんね。

実際に「家でできること」は家でできているか?と言うと、そうでもないでしょう。

もしできていたら、塾を探したくなるような成績をとっていないはず。

ということで、家でできそうでもできない演習を、塾でやっています。

例えば「時代を順番に並べる」というのができないと、授業を聞いていても意味がありませんからね。

「平安時代の次は鎌倉時代」という前提知識がないと、話が見えなくなってしまうでしょう。

同じように、英単語を知らないまま英文法の授業を受けても、わからないものをわからないもので説明される、という状況になり、ひいては英語嫌いが加速することになります。

なので、まずは「自力で頑張るところは頑張る」のが一番。

そもそもそれができないと、今後の人生、心配になっちゃいます。

ということで、自力で頑張った夏。

9年生は大半の人は課題をクリアできそうです。

8年生はまだまだ自学が必要。

7年生は結構いい感じに仕上がっています。

残り3日、8年生の追い上げなるか、注目です。

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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