感情

感情はどこからくるのでしょう。

日本人に聞けば「自分の心」と答えます。

日本人にとって感情とは、自分の中から芽生えるものです。

でも、英語を学習していると「英語を話す人にとっては、そうじゃないのかも」と思うことがあります。

例えばexcite。

エキサイティング!なら日本でも通じそうですね。

そんなエキサイトですが、実は「わくわくする」とか「興奮する」という意味ではありません。

わくわく「させる」、興奮「させる」のです。

例えば、お気に入りの野球チームの試合があるとします。

そのチームの試合はわくわくしますね。

The games excites me.

「その試合が私をワクワクさせる」です。

「私はその試合にワクワクする」ではないのです。

主語を私にしたいのであれば

I am excited by the games.

というふうに受け身の表現(中2の3学期に学習)で言います。

そのまま訳すと

「私はその試合にワクワクさせられる」です。

つまり「私はワクワクする」のです。

こんなふうに、自分のワクワクするという感情は「好きなチームの試合」によってもたらされます。

外的要因が感情を生み出している感じですね。

言われてみればそりゃそうだとなりますが、「感情は自分の中から生まれる」と考える日本人にとっては違和感があると思います。

こんなふうに、言語を学ぶと、日本人の感覚とは違った感覚と出会います。

これも言語を学ぶ醍醐味の一つでしょう。

私がそういうのを知ったのは大人になってからでした。

中学時代に知っていたらもうちょっと英語を楽しく学習できただろうなと思います。

ということで、Lilyっ子たちにはこういう話も積極的にするようにしています。

今日の中2の英語はこういった話だけで終わってしまいました。

SHIMIZU

まぁ、こういう日があってもいいよね

暗記するだけではない勉強を楽しんでもらえればと思います。

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この記事を書いた人

学習塾Lilyの講師。筑西市出身。
「いかにわかりやすく教えるか」を追求することを好むが、教えすぎない指導を心がけている。

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