今日のKYな会話は、私が東京で塾講師として働いていた頃の話ですから、かれこれ10年以上前の話ですね。
当時は「塾講師に早起きはキツイ」と思ってましたが、今はへっちゃら。
当時の小学生たちは今やもう立派な社会人。
もしかしたら、家庭を持っている子もいるかもしれません。
どんな大人になっているんでしょうね。
活躍してくれていたら嬉しいです。
TDRについてのKYな会話
K:舞浜に行ってきました。
Y:TDL?
K:いや、舞浜にある中学校を受験する子を応援しに行ったんだけどさ。
Y:入試応援?朝早いし寒いしで大変だよね。
K:まぁ、晴れてて良かったけどね。
Y:雨だったり雪だったら大変だもんね。
K:舞浜ってさ、駅につくだけでテンションあがるね。
Y:電車の窓からTDRが見えるしね。
K:ヤシの木があって、別世界な感じがするね。
Y:夢の世界だからね。
K:でも、駅の反対側は普通なの。普通の住宅街。
Y:へー。行ったことはないな。
K:あそこに住んでる人達は年間フリーパスとか持ってるに違いない。
Y:まぁ持ってるだろうね。
K:ディズニーランドにたくさん行きたいのはわかるけどさ、毎日のように行ってると、夢感がないよね。
Y:夢感?夢みたいな感じってこと?
K:そう。毎日行ってると、現実的な感じがして、夢の世界って感じじゃなくなっちゃう気がする。
Y:そうかもね。
K:「あ、ノート切らしちゃった。ちょっとTDL行ってくるわ」みたいな感じで、ノート買いに行ったりするのかな。
Y:しないでしょ。
K:でも、近くにあるからいつでも行けると思ってると、逆に行かないもんだよね。
Y:そうだよね。
K:オイラなんか、浅草(あさくさ)にいても、浅草寺(せんそうじ)は休みの日にしか行かないもん。
Y:休み結構あるでしょ?
K:あるね。考えてみたら毎週1回は浅草寺行ってるね。
Y:結構行ってるんじゃん。
K:ほんとだね。近くにあると逆に行かない、という話をしたかったんだけどな。
Y:浅草寺行って、何してるの?
K:外国人とか、修学旅行生を眺めてほんわかしてる。
Y:怪しい奴だな。
K:まぁ、本当は引きこもってるけどね。
Y:だと思った。
K:ディズニーランドにずっといたいっていう考えから、ディズニーランドのキャストになりたいって思う人もいると思うけど、それをしたら駄目だよね?
Y:なんで?
K:夢の世界じゃなくなる。
Y:仕事場になるから?
K:そう。バイトinTDR。普通のアルバイトと同じような悩みだとか疲れだとかをTDRで経験してしまう。結果、バイトを辞めたら、TDRに行かなくなってしまう。行ったとしても、心から楽しめなくなってしまう。
Y:でも、普通のアルバイトより楽しそうだけどね。
K:広いから自分の持ち場に行くのだけでも疲れそう。
Y:仕事開始の30分前に舞浜駅に着いてもギリギリっぽいね。
K:仕事が終わって帰る前に、ディズニーで遊んでいくかってなって、稼いだアルバイト代をその日のうちに使っちゃう。
Y:ありそう。
K:友達とかと来た時に、友達を喜ばせようとTDR雑学のつもりで、TDRの内部事情をさらけだして、ドン引きされる。
Y:知らぬが仏ってこともあるよね。
K:あとは元キャストは、園内にゴミとか落ちてたら、やたら気になるはず。
Y:働いてる時に、ゴミをすぐ拾うっていう行為が身についちゃってるからね。
K:そんな感じで、TDR側の視点で見てしまうから、いろいろと気に掛かる。
Y:ファミレスでバイトしてた子が、お客さんになると「注文を聞きに来るタイミングが遅い」とか、いろいろ文句言いそうだしね。
K:そこで働くからには、その後はもう「知らなかった状態」には戻れないということを覚悟しなきゃいけない。
Y:そうだね。
K:某パン工場で働く前は、その会社のパンを食べられたのに、そこで働いて内部を知ってしまうと、パンを食べられなくなったという話も聞く。
Y:やっぱり知らぬが仏だね。
K:知らないままで心から楽しめる方が得だね。
Y:うん。
K:舞浜についてテンション上がる、このままのオイラでいい。
Y:そうだね。
K:気になるあの子の彼氏についても、知らないままのが良いよね。
Y:いや、それは知ったほうがいいんじゃない。
K:そうかなぁ。
Y:TDR行きたいねぇ。
K:まだ寒いからいいや。
Y:テンション上がれば、寒さなんて気にならないよ。
K:いや、ハイテンションも寒さには勝てない。
Y:じゃ、暖かくなったら行こう。
K:そうしよう。
Y:4月ごろ?
K:地球温暖化が済んだころのがいいかな。
Y:じゃあ、100年後くらいだね。
K:じゃ、またね。
Y:ばいばい。