今日は茨城統一テストでした。
事前に受けている子も結構いるので、一斉受験ではありませんでしたが、普段はBGMがうっすら流れる教室も無音だったせいか、みんな集中して取り組んでいました。
午前中組のほうが集中しているかと思いきや、午後組も負けてはおらず、どちらも集中自体には問題ありませんでした。
集中できたところで、それが結果につながるかと言われると微妙ですが、ケアレスミスが減る分やっぱり点数は上がるんじゃないでしょうかね。
結果が出てから分析したいと思います。
さて、この茨城統一テストですが、茨城県公立高校入試に似せて作ってあるのは周知の事実です。
入試当日の得点を最大限にするため、本番と同じ形式で何度も練習するのが一番だということでしょう。
ですが、ここ最近の茨城県と言ったら、それまで十年以上変わらなかった問題形式をコロコロ変えてくるのです。
それに似せて問題を作るテスト業者さんも大変そうです。
前回の茨城県入試では、記述なしの選択問題ばかりという方向に舵を切りました。
茨統も追随するのかどうかと見ていましたが、今回も追随していないようです。
それ以前の形式のままでした。
つまり記述問題も結構あります。
さすがに6月は時間がなかったのでしょう。
この次の8月の茨統は、入試から5ヶ月経つので対応してきそうな気がします。
でも、このままかもしれません。
茨城県公立高校入試に寄せて入試問題を作るのは、テスト業者だけではありません。
各私立高校も、茨城県公立高校入試の形式そっくりに作るようになっていたのです。
そこには「県立高校入試の予行演習として、どうぞ」といった姿勢が見られます。
この辺でいうと土浦日大はそういった流れに乗らず、相変わらず独自路線を進んでいます。
英語は長文ばかりで、単語もハイレベル。
入試で独自の色を出す高校もまた良いと思います。
でも、それ以外の高校は茨城県の問題形式そっくり。
それらの私立高校は、茨城県の問題形式が変わると、それに対応しなくてはなりません。
よって、次の入試では選択問題ばかりになるでしょう。
と、思いきや、意外にそうでもないかもしれません。
なぜなら、茨城県が「今回は採点ミスを防ぐために選択問題が多かったけれど、やっぱり記述問題も必要かも」というようなことを言っているからです。
しかも、「うちは茨城県公立高校入試の問題を真似しません。記述問題も出しますよ」と宣言している私立高校もあるそうです。
そういうことを踏まえると、茨城統一テストも3月や6月と同じ形式を踏まえるのではないかと思います。
と言いつつ、8月は選択問題ばかりにする可能性もあります。
やっぱり前回の茨城県公立高校入試の形式も無視できないでしょう。
結局のところ、問題形式にとらわれない学力を身につけるしかありません。
いくら表面が変わったとしても、中身は中学時代に習った学力を問うているのは変わりません。
私としては、茨城統一テストではいろんなパターンの問題形式を作ってもらえたらと思います。
ときには選択問題ばかり、ときには今まで通り、ときには全く新しい、といった具合に。
いろんな問題形式に即座に対応する機敏性を身につけるためにも、パターンはたくさんあって良いと思います。
時間はまだまだありますからね。