今日のKYな話では、KとYは最後まで同じ選択肢を選びましたが、妻とやったら結構序盤で反対になると思います。
配偶者は自分にないものを持っている、っていうのが多そうですよね。
1/2超過の人生について考えるKYな会話
K:”未満”の反対って知ってる?
Y:”より大きい”。
K:20歳以下禁止って言ったら20歳も禁止だけど、20歳未満禁止って言ったら20歳はセーフでしょ?
Y:そうだね。
K:20歳未満の反対は、20歳以上なんじゃないの?20歳より大きいだと、20歳はどっちにも属さなくなっちゃう。
Y:そういう見方をすれば、未満の反対は以上ってことになるね。
K:でも、「”以下”の反対は?」って聞かれたら、「”以上”」って答えるよね。
Y:そうだね。
K:同じように、「”より小さい”の反対は?」って聞かれたら、「”より大きい”」って答えるよね。
Y:そうだね。
K:数学的には正しくないけれど。
Y:誰だって、日常の日本語では数学的なことは考えないでしょ。
K:オイラが言いたいのはそこじゃなくて。
Y:何?
K:未満っていう言葉があるのに、その反対を「より大きい」って言うのは変じゃない?「より小さい」の反対が「より大きい」なら分かるけどさ。
Y:言われてみればそうだね。
K:でしょ。
Y:じゃ、なんか未満の反対の言葉があるんじゃん?
K:あるよ。
Y:何?
K:「超過」らしいよ。
Y:へー。どこで使うの、そんな言葉。
K:「原動付自転車は時速30km超過で違反」みたいな感じで。
Y:普段は使わないよね。
K:うん。だから、敢えてここで使ってあげよう。
Y:敢えなくていいのに。
K:常に1/2超過の人っているのかな。
Y:どういうこと?
K:多数決で決めたとき、必ず多数に入る人。
Y:世の中にはいるんじゃない?
K:例えば、大学に行く人と行かない人、行く人の方が多いよね?
Y:たぶんね。
K:そしたら、大学行く人が勝ち残り。こんな感じで、いろんな二択を作って、常に大多数の人を探そう。○×ゲームで最後まで残る人を。
Y:二択問題によるね。
K:大学に行った人でも、文系と理系があるけど、文系の方が多いよね?
Y:そうだね。
K:理系の皆さん、全員脱落です。残念。
Y:うちらは文系だもんね。
K:じゃ、戦争賛成と反対。反対のが多いよね?
Y:二択の話題がいきなり飛んだな。反対の方が多いでしょ。
K:じゃ、恋人に求めるものは容姿か性格かっていう二択だったら、どっちのが多そう?
Y:性格って答える人のが多いんじゃない?
K:オイラもそう思う。じゃ、正解は「性格」で。
Y:オーケー。
K:行けるなら、未来と過去どっち?だったら、未来のが多いはず。
Y:そんな気がする。
K:日曜の朝は、早く起きる派と寝坊する派なら、寝坊する派の方が多い?
Y:そうだと思う。
K:アウトドア派とインドア派は?
Y:インドア派じゃないかな。アウトドア派は外に出るから目立つってだけで、数はそう多くないと思う。
K:うちらはまだ残ってるね。
Y:うちらに有利な二択だからね。
K:じゃ、うちらが別れる二択を考えよう。
Y:なんだろう。
K:……。
Y:……。
K:思いつかない。
Y:似たもの同士ってことだね。
K:なんか嫌だな。
Y:こっちこそ。
K:大多数側にいるからって、常に正解とは限らないよね。
Y:そうだろうね。
K:でも、大多数側にいると安心するよね。
Y:そうだね。
K:大多数側にいるうちは、人より抜きん出ることが出来ないんじゃないだろうか。
Y:そうかもしれないね。
K:でも、それでいいか。
Y:うん、いいよ。
K:じゃ、またね。
Y:ばいばい。