「素直さが大事」ってわかっているけど、素直になれない。
娘を見ていると、その様子が手にとるようにわかります。
なんで子供って「ごめんねって謝りなさい」と言われたら、頑なに謝らなくなっちゃうんでしょうね。
指導者と信者について考えるKYな会話
K:のび太って、やっぱり可能性あるよね。
Y:何を今更。
K:いや、素直さが大事ってのを考えてたときに思ったんだけどさ、相手の言うことをそのまま実行するのって凄いでしょ?
Y:すごいね。
K:でもその議論を進めていくと「死ねって言われたら、死ぬのか!?」っていう意見が出てくるでしょ?
Y:小学生かよ(笑)
K:でも、それさえも実行するくらいのパワーがあれば、なんでも出来ると思うんだ。
Y:そりゃ、死ぬ気になればね。
K:で、ジャイアンも変な方向にSだったとしよう。
Y:どんなだよ。
K:「よう、のび太。お前、今度のテストで、絶対100点取れよな。とらなかったら承知しねぇぞ」
Y:斬新なイジメだね。
K:そして、のび太はジャイアンに殴られるのを恐れて、ものすごく勉強して、テストで100点を取る。
Y:のび太すげー。
K:「よう、のび太。毎日腕立て50回必ずやれよ。やらなかったら承知しねぇぞ」
Y:ジャイアン、良い奴。
K:こんなことしてりゃ、スネ夫になんてすぐ勝てる。
Y:そうだね。
K:素直に言うことを聞ける人ってのは、やっぱり強い。
Y:強いね。
K:あとは、指導者であるジャイアンが、良い方向に導いてあげれば、のび太は最強のキャラになる。
Y:うん。
K:ジャイアンにとったら、スネ夫よりものび太の方が頼もしい味方になるよね。
Y:そうかもしれないね。
K:宗教もこんな感じかもね。信じきる人がいて、その人を動かす指導者がいる。
Y:大きな宗教だと、いくら指導者が信者を動かそうとしたって、動かない人も出てくるんじゃない?
K:信仰心が薄いと動かないね。日本人みたいな信者だったら、神のために戦えなんて言われたって、戦わない。
Y:そんな宗教なら信じないってなりそうだね。
K:どんな宗教も、戦争だったり人を殺めたりすることは絶対に悪のはずだよね。でも正義の名の下に戦争はなくならない。
Y:指導者が悪いの?
K:指導者も信者もどっちもでしょ。どちらか一方でも目が覚めれば、戦争は起こらないだろうに。
Y:指導者はジャイアン以上の悪ってことになっちゃうね。
K:まぁ、客観的に見ればね。本人はそう思ってないんだろうけど。
Y:超ジャイアン。
K:素直さを通り越して、信じきっちゃうと、こういう悲劇が起こるってことだね。
Y:うん。
K:自爆テロをする信者まで出てきてしまうのなら、そいつにもっと違う役割を与えてあげれば、大きな功績を残せたかもしれないのに。
Y:自分が死んでも良いってくらい信じきるのなら、なんだって出来そうだね。
K:やっぱり指導者の人間性が問われるね。
Y:がんばれジャイアン。
K:のび太の未来はジャイアンの手に。
Y:スネ夫はどうする?
K:どうでもいいや。
Y:どうでもいいか。
K:じゃ、またね。
Y:ばいばい。