昨日の集団授業は
中1:数学 素因数分解のスピードアップテクニック
中2:理科 化学反応式
中3:社会 地理の解き方
でした。
今日の記事は中3の地理の話です。
この授業で私が伝えたのは「1番を知れ」ということです。
”1番を知る”ということは”常識を身につける”ということです。
例えば、日本で一番高い山は?と聞かれて富士山と答えられない人はいませんよね。
もしいたとしたら「あなたはどこの国の人?」と思われてしまいます。
1番を知っていることは”常識がある”と言い換えられます。
知っているのは1番で良いんです。
2番まで知っている人はだいぶ少なくなります。
だから、2番を知らなくても「あなたは非常識ね」と言われることはありません。
大人でさえ2番を知ることを求められていないのですから、中学生にも求められません。
せめて1番だけはきっちり覚えておきましょう。
世界で一番高い山は?
この質問に即答できないと地球人じゃなくなってしまいますが、発展途上の中学生は案外答えられないものです。
これから常識を身に着けていってもらえればオーケーです。
そして、地理の問題に目を移すと……
1番を知っていれば解ける問題が多いこと。
表の中にA,B,C,Dがあって、A県は「りんご」の収穫量が他よりも突出しています。
りんごといえば青森、青森といえばりんご。
1番を知っていればA県が青森県とわかります。
リンゴの収穫量1番は青森で、じゃあ2番は?と問われると、大人でも詰まるでしょう。
正解は長野でした。
かくいう私も、今ネットで調べたわけですが。
面積が一番大きい国はロシア。
では一番小さい国は?
これも有名ですけれど、わかりますよね?
こういった”1番”をいつ知るのかといえば、机の上というより、日常生活の中だと思うんですよね。
地球儀をくるくる回して「ロシア大きいなぁ……逆に一番小さいのはどこだろう?」と考えたり、テレビのクイズ番組ででてきたり。
「逆に一番小さい国は……?」と考える子であれば、放っておいても自分で調べるので大丈夫です。
その子には図鑑などの、自分で調べられる本などを与えておきましょう。
考えない子には、親が誘導してあげる必要があります。
「ロシアは大きいねぇ……じゃあ、逆に小さい国はどこだろう?」というセリフが必要になるでしょう。
今日の記事を読んだ保護者様がいらしたら、我が子に次の問題を出してみてください。
大人から見たら常識というものも、子供は案外答えられません。
Q1 日本で一番面積が大きい都道府県は?一番小さい都道府県は?
Q2 日本で一番人口が多い都道府県は?一番小さい都道府県は?
Q3 世界で一番大きい大陸は?一番小さい大陸は?
Q4 世界で一番長い川は?流域面積が大きい川は?
Q5 日本で一番長い川は?流域面積が大きい川は?
ロシアのウクライナ侵攻がきっかけで、私もその辺を調べてみましたが、知らないことばかりでした。
いろいろ調べてみると「他国に侵略されたら、全面降伏することが生き延びるために必要なこと」なんて言えないなと思いました。
知らないと、耳障りの良い情報を信じてしまいます。
自分の意見を持つためにも、しっかり勉強しましょう。