言葉の移り変わりを考えるKYな会話

小春(4歳)が絵本とおもちゃを欲しがっていたので、そのどちらも置いてありそうなイーアスに行ってきました。

日曜日は結構な人手。

でもまあ、これくらい賑わってたほうが良いですよね。

 

結局、おもちゃは買わずに、絵本を買って帰りました。

今回買ったのは「アンパンマンの絵探し絵本」です。

ウォーリーを探せのアンパンマン版。

 

ひらがなが読めるようになったので、文章が書いてある絵本を選ぶのかなと思いきや、結局これになりました。

 

 

「絵探しにはどんな効果があるのだろう」

 

 

私が思うに「比較する能力を養う」だと思います。

例えば「右手をまっすぐに下げ、左手を上げて青い旗を持っているアンパンマン」があって、それを探す場合、「曲げた右手を腰に当てている」のは間違いです。

 

正しい絵と間違いの絵はどこがどう違うのかを認識するのがまず一歩目。

そして私は「なんでこれは違うの?」と小春に尋ねます。

「こっちのお手々がまっすぐじゃないから違う」という答えが返ってきます。

そんなふうに論理的に受け答えをするのが二歩目。

 

 

文章を読まないから頭を使っていないわけではなく、絵探しも十分脳に良い本だと思います。

 

我が家の子育ても、少しずつ”勉強”が入ってきたので、そのうちこのブログで紹介したいと思います。

 

 

言葉の移り変わりを考えるKYな会話

 

K:最近は、太ってる人のことをデブとは言わずにぽっちゃりと言うよね?

 

Y:最近っていうか、だいぶ前からな気がするけど。

 

K:もっと前は男性に対しては体格が良い、女性に対してはふくよかって言ってたんじゃない?

 

Y:そうかもね。

 

K:ぽっちゃりって言葉を生み出した人、センスあるよね。

 

Y:そうだね。

 

K:太ってるっていう現代ではマイナスイメージが強いものを、ちょっと太めで可愛いみたいなプラスにもっていってる。

 

Y:うん。

 

K:でも人によっては、ぽっちゃりの範囲ってだいぶ誤差があるよね。

 

Y:あるね。

 

K:ぽっちゃりの定義こそ数値化すべきだよね。

 

Y:そんな必要ないでしょ。

 

K:とにかく自己申告ぽっちゃりには要注意だ。

 

Y:ぽっちゃりぽっちゃり言われると、なんか変な感じがしてくるね。

 

K:何度も言ってると感覚が麻痺するのさ。

 

Y:うん。

 

K:それをゲシュタルト崩壊という。

 

Y:聞いたことあるぞ。

 

K:ぽっちゃり、天然、ツンデレ…。未だに使われているこれらの言葉は、やっぱり上手い表現だよね。

 

Y:そうだね。前にそれ以上の言葉を生み出そうとしてて滑ってたよね。

 

K:言葉って生き物だから、どんどん変わってく。

 

Y:同じ日本語でも平安時代とかの言葉は通じないだろうね。

 

K:そんな長いスパンじゃなくても、たった数年でも変わる。

 

Y:例えば?

 

K:「全然」とか。一昔前は「全然大丈夫」っていう使い方には違和感を感じたけど、今じゃ普通になってきてる。

 

Y:ほんとは「全然~ない」って、否定を伴うんだよね?

 

K:そう。でも、実はそれも戦後になってからの使い方であって、それ以前は「全然」は肯定表現として使われてもいた。夏目漱石、森鴎外、石川啄木、芥川龍之介あたりの作品にも使われてるらしいね。

 

Y:へー。

 

K:時代によって意味が変わったりもする。最近じゃ「役不足」っていう言葉も「自分の力が足りない」って訳した方がすんなり理解できるしね。

 

Y:ほんとは違うの?

 

K:本来は「この仕事は私にとっては物足りません」っていう意味で使うんだよ。「役(仕事)が不足してます」っていうことだから。

 

Y:逆じゃん。意味ってこんなに変わるのね。

 

K:でしょ。あと、いつの時代も略語って使われるでしょ?

 

Y:KYとか?

 

K:そう。この会話もうちらのイニシャルをとって「KYな会話」としてるけど、そのうち「今時KYって」って失笑される時期がくる。

 

Y:そう思うなら、タイトルにKYってつけなきゃいいのに。

 

K:いいのいいの。今の時代もMK5なんて使ってる人がいたら勇者だと思うでしょ?

 

Y:それこそKYな人でしょ。

 

K:うちらにぴったりじゃん。

 

Y:否定はしない。

 

K:「やっくん」と言えば?

 

Y;やっくん…?何も思い浮かばないよ。

 

K:若い人はお笑い芸人の「桜塚やっくん」を連想し、年配の人はシブガキ隊の「薬丸なんとか」を連想するらしいよ。

 

Y:薬丸なんていうの?

 

K:知らない。そもそも俺は薬師丸だと思ってたくらいだし。

 

Y:まぁ、なんだっていいけど。

 

K:「ポルノ」と言えば?

 

Y:ポルノグラフィティ。

 

K:ミュージシャンを思い浮かべるよね?

 

Y:そうだね。

 

K:でも、よくよく考えたらこの言葉、直訳すれば「卑猥な落書き」っていう意味でしょ?児童ポルノ法とかなんとかのポルノ。

 

Y:うん。

 

K:それを知ってる人からしたら、あんまり口にしたくないバンド名だよね。街中で若い子が「ポルノいいよね」なんていう光景を目にして驚いたと思う。

 

Y:そうかもね。

 

K:若い子にとっては、ポルノの意味なんて知らないから、すんなり入ってくる。ポルノはミュージシャンでしょ、ってのが普通の感覚。

 

Y:だろうね。

 

K:ここにジェネレーションギャップが生まれるわけです。

 

Y:うん。

 

K:わざとギャップを作って、うちらにしか通じない暗号みたいな言葉で楽しもうっていう思惑もなきにしもあらず。

 

Y:うん。

 

K:でも、そういう世代とか、使う人とかを限定した言葉ってのは、すぐに廃れる。

 

Y:KYは結構頑張ってるほうじゃない?

 

K:今のところはね。でも、これも長くないと思うよ。

 

Y:なんでだろ。

 

K:わかりにくいからだと思う。

 

Y:そうかな。

 

K:今だからわかるけどさ。いきなりKYとか言われてもわからないよ。MK5とか言われても、今の小中学生はわからないでしょ?

 

Y:うん。

 

K:KKコンビと言ったら、桑田と清原ってのもそのうちわからなくなる。

 

Y:淋しいね。

 

K:そんな風に、英語の文字ってその時代にしかわからないもんなんだよ。「JK」とか言われてなんだかわかる?

 

Y:日本たばこ産業。

 

K:それはJT。俺が聞いてるのはJK。

 

Y:女子高生。

 

K:言うと思った。

 

Y:違うの?

 

K:そういう時代もあったね。

 

Y:なんか遅れてるって言われてる気がする。答えは?

 

K:「常識的に考えて」の意味。それを略して「常考」。さらに略して「JK」となったらしい。

 

Y:そんなん使ってる奴いる?

 

K:ネット上でしか見ないね。

 

Y:だろうね。そんな分かりにくいの、誰も使わないよ。

 

K:それに比べて、「ぽっちゃり、天然、ツンデレ」は理解しやすいことしやすいこと。しかも、可愛いっていうイメージまでプラスされちゃう。

 

Y:人気が続くわけだ。

 

K:結局、残るのはわかりやすいシンプルなものってことだね。

 

Y:そうだね。

 

K:シンプルなものを作って、残せるように頑張ろう。

 

Y:うん。

 

K:じゃ、またね。

 

Y:ばいばい。

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