今日は休日。
家族を連れて、千葉県野田市の『もりのゆうえんち』に行ってきました。
片道1時間10分。
未就学児にはちょうど良い遊園地でした。
平日だったのですいてましたが、土日はどうなんでしょう。
この辺よりはだいぶ都会にあるので、土日は混雑するかもしれません。
平日に行ける人にはおすすめです。
昨日のうちに仕事を片付けておいて良かった
思い通りにしようとするKYな会話
K:ストリートファイター2、得意だよね?
Y:もちろん。
K:なんで?
Y:たくさんやったからね。
K:なんで?
Y:面白いから。
K:だから、たくさんやるよね。その結果、上手くなるわけだ。
Y:そうだね。
K:で、また俺をボコボコにしてストレス解消しては、楽しいって言う。
Y:君も強くなればいいんだよ。
K:ここで俺もスト2が好きなら頑張るけど、俺はそこまで好きじゃない。
Y:そうなんだ。
K:ここに分かれ道があるね。
Y:どんな?
K:スト2が上手くなるか、ならないかの分かれ道。
Y:ほう。
K:その岐路で問われているのは、スト2が好きかどうかってこと。
Y:なるほど。
K:ゲームであれ、スポーツであれ、好きでやってることってさ、どんな結果が出ても辞めないよね?
Y:そりゃ好きだからね。
K:結局、そういうことなんじゃないだろうか?
Y:何が?
K:好きでやってると、結果を気にしないってこと。
Y:あぁ、なるほど。
K:そりゃ勝ったら嬉しいし、負けたら悔しい。でも、どんな結果が出ようと、好きなものは辞めない。つまり、結果に左右されてない。
Y:そうだね。
K:例えば毎日、曲を作ってたとする。
Y:うん。
K:1フレーズでも出来れば、それでその日のゴール到達としよう。
Y:うん。
K:そんな毎日を続けていけば、いつか曲が出来るよね?
Y:そうだね。
K:でも、その曲が酷評されるかもしれない。
Y:うん。
K:評価を得るために作ったのなら、そこでやる気が失せるけど、ただ作ることが好きでやってる人は、その後もまた1フレーズずつ作り始める。
Y:うん。
K:曲が出来ようが出来まいが、その曲が評価されようがされまいが、どんな結果がきても、毎日の1フレーズ作りは止まらない。
Y:そうなるね。
K:そういう人こそ、評価されるような音楽を作ったりするんではなかろうか。
Y:そうかもしれないね。
K:そこには「ヒットさせよう」とか「売れて印税生活を」なんて意志が入ってない。
Y:うん。でも、そしたらさ、「売る」必要はないんじゃない?無料で配れば。
K:そうだね。でも不思議なもんで、そういういいものって自然に値がついちゃう気がする。
Y:そう?
K:よく知らんけど、今でも名前が残ってる画家って、売ろうと思って絵を描いてたんじゃないと思うよ。
Y:絵を描くことだけに人生を賭けたって感じがするね。
K:でしょ?そういう絵の方が、価値が上がる気がする。周りが勝手に値をつけてるだけだけどさ。
Y:うん。
K:さっきの例の、音楽作りの中で、傑作が出来たとする。
Y:うん。
K:自分はそれを売る気はなくても、それを聴いたどっかの音楽プロデューサーが「ぜひうちでCDにして売りませんか」と話を持ちかけてくるかもしれない。
Y:うん。
K:彼らは、いい音楽を世界に広めたいという思想もあるだろうけど、「いい音楽なら、お金が入ってくる」という法則を知ってるからね。
Y:ほう。
K:自分は音楽を毎日1フレーズずつ作ってればそれで幸せなので、それ以降のことは一切任せるとしよう。
Y:うん。
K:そうすると、いつの間にか自分の通帳に印税が入ってるってことになる。
Y:それが「結果」だね。
K:そう。求めたわけじゃなくても、本当にいいものを作ってると、それがお金に結びついちゃうと思うんだな。
Y:それはあるかもね。
K:勝手に結びつくのであれば、あえて追う必要もない。自分は毎日1フレーズの音楽づくりを続けていればいいということになる。
Y:うん。
K:お金にならなかったとしても、別に求めてないわけだから、楽しい毎日は変わらない。つまり、どう転んだって勝者です。
Y:なるほどね。
K:野球選手も、結果を出すために毎日素振りしてるんだろうけど、その素振りに楽しさを見出せば、素振りが好きになる。好きになれば続けられる。その結果、打てるようになる。
Y:うん。
K:結局、好きなものを見つけてそれを続けるか、今やっていることを好きになるか、どっちでもいいから「好き」って言葉を生活の中にいれてあげればいいのさ。
Y:趣味もない、仕事も面白くないっていう人は、それが難しいんじゃない?
K:その辺の楽しみの見つけ方は、君のが得意でしょ?
Y:俺?
K:うん。
Y:そんなこと全然考えたことないよ。
K:嘘つけ。
Y:嘘じゃないし。
K:ごまかさないで教えてよ。クラスの女子が「Yさんっていつも楽しそうで素敵」って言ってたよ。
Y:そうなの?それは嬉しいね。
K:だから教えて。
Y:じゃ、教えてあげちゃおっかな。
K:では、Y先生、お話をお願いします。
Y:どうぞよろしく。
K:テーマは「つまらないお前の人生を面白くする方法を教えてやる」でしたね。
Y:ひでえ(笑)
K:ではどうぞ。
Y:いや、俺も知りたいよ。何を教えればいいかもわからんし。
K:とりあえず何か言ってみて。
Y:人生は、楽しんだ人が笑者です。
K:ダメだな。
Y:いきなり振られても無理だよ。
K:じゃあさ、何でスト2とか、ぷよぷよとか、桃鉄とかは強いの?
Y:たくさんやったから。
K:じゃ、なんて飽きもせずに、たくさんやれたの?
Y:好きだから。
K:どうして好きになれたの?
Y:面白いから。
K:なんだこの禅問答。
Y:直感なんだから、理由なんて考えたって、わからなくなるだけだよ。
K:お、それは恋愛においても言えることですね。
Y:そうだね。
K:今日聞きたいのは、もともと好きなものじゃなくて、もともと好きじゃないものを好きになる方法ですよ。
Y:じゃ、俺は無理だ。俺は好きじゃないものを好きになろうとしないもん。
K:そういう奴だよね。
Y:なら聞かないでよ。
K:毎日ただ通勤するのってつまらないでしょ?
Y:うん。
K:それを面白くするためにどうしてる?
Y:いや、別に。
K:車の中で歌ったりしてないの?
Y:してるね。
K:そういうの他にないの?
Y:うーん。電話するとか。
K:運転中の電話はしないで下さい。
Y:はい。
K:ところで、人が面白いと感じることで、共通してることってなんだか知ってる?
Y:知らない。
K:それは「自分の思い通りに動かせること」だよ。
Y:どういうこと?
K:人って、何かを自分の思い通りにコントロールすることが楽しいと思う生き物だよ。
Y:そう?
K:君の好きなゲームもそう。コントローラーで自分の思い通りに主人公を動かせるでしょ?
Y:うん。
K:だから面白いんだよ。もし、コントロール出来なかったらどう?ストレスたまならない?
Y:右押したのに上に行っちゃうとか?
K:そう。ジャンプしようとしたのに、波動拳出しちゃうとか。
Y:それはそれで面白いかもしれないけど、ストレスたまるね。
K:でしょ?楽しいって感じる裏には「思い通り」って言葉がある。
Y:ほう。
K:ラジコンとかも、自分の思い通りに動かせるから、それだけで楽しい。
Y:そうだね。
K:野球の監督も、自分の思い通りの試合運びが出来たら楽しい。F1ドライバーだって、思い通りのコース運びができれば楽しい。ピアノだって思い通りに弾ければ楽しい。
Y:うん。
K:思い通りになれば、なんだって楽しいんだよ。
Y:そうかもね。
K:素振りの練習だって、そこに「思い通り」を入れれば、楽しくなる。
Y:どんな風に?
K:自分の描く軌道をスイングする。つまり、思い通りバットを振ることが出来るかってことに集中する。
Y:ほう。
K:それが出来れば楽しい。ただの素振りでも楽しい。
Y:なるほどね。
K:妄想に浸ることを楽しいと感じるのも、同じじゃない?
Y:妄想の中は思い通りの展開だからね。
K:オイラの頭の中で、君をまる裸にしたり出来る。
Y:するなよ。気持ち悪い奴だな。
K:君がスト2を楽しいと思うのも、思い通りに出来るってところから来てると思う。
Y:言われてみればそうかもね。
K:すべては、思い通りにするために練習してるといっても過言ではない。
Y:うん。
K:それを日常に当てはめてみよう。
Y:難しくない?
K:料理なら、思い通りの大きさに野菜が切れたとか、思い通りの味付けが出来たとか。そうやって「思い通り」を作ることで楽しむ。
Y:うん。
K:通勤だったら、F1ドライバーになったつもりで道路の真ん中をぶれずに走る、とか。
Y:運転するのも疲れちゃいそうだけどね。
K:伝票にハンコを押す作業なら、いかに真っ直ぐ、ベストポジションに押せるかに集中するとか。 1分間に何個押せるかを競うとか。
Y:ほう。
K:単純な流れ作業の中にも、それを楽しくする方法はたくさんあると思うんだよね。
Y:そうだね。
K:楽しみを見出そうともせず「この仕事はつまらない」って言っちゃうのはもったいない気がする。
Y:そうかもしれないけどさ。でも、そこで満足したら、向上心がなくなっちゃわない?
K:現状を楽しんでしまったら、抜け出そうとしなくなってしまう、と?
Y:そう。
K:その辺のことは話すと長くなるから、また明日にしよう。
Y:あいよ。
K:結局、君には何も教えてもらえなかったね。
Y:自分の中で答えを持ってるんでしょ。
K:ばれた?
Y:俺を思い通りに誘導して、楽しんでるな?
K:やっぱり思い通りって楽しいね。
Y:そうだろうね。
K:じゃ、またね。
Y:ばいばい。