春期講習も最終日です。
新中1は正負の計算の加法と減法から始まりました。
が、最終日になると、中2の連立方程式に取り組むLilyっ子が現れました。
同じように、新中2のMくんも中3の因数分解まで駒を進めています。
ものすごく進むLilyっ子とは逆に、中1の最初からやり直すLilyっ子たちもいます。
当時はできなかったのに、今になるとすらすらできる不思議。
このブログに出てよく出てくる新中3のJ君は、中2の夏に中1からの英語を全てやり直しました。
そしてぐんぐん成績が伸び、今ではもう少しで中学英語の学習が終わるところまできました。
中3の夏前どころか、GW前には中3英語の学習を終えてしまいそうです。
新中2のMさんもこの春期講習で中1の最初からやり直しました。
J君と同じ道をなぞっていますが、彼より5ヶ月くらい早いので、今後も期待できそうです。
講習期間は一気に学習できるため、取りこぼしを拾い集めるのも、先取りするのも早いです。
毎月、講習があったらいいんですけどね~。
春期講習の成果がでるのは明日からの1学期の学習にて。
楽しみですね!
結果を求めたくなるKYな会話
K:筋トレは続いているかい?
Y:まだ1日しか経ってないよ。
K:いいのいいの。成功体験は一日一日積み重ねることが大切。ローマは一日にしてならず。
Y:やっぱりさ、気になるよ。
K:何が?
Y:結果が。
K:とらわれちゃダメだよ。
Y:だってさ、筋トレを続けて力がついてきたら、試してみたくならない?
K:その気持ちはわかるけど。
Y:勉強だってさ、たまにテストをして、どれくらい実力がついたか確かめるでしょ?
K:そうだね。
Y:たくさん勉強したら、どれくらい点が取れるのか気になるし、テストを受けてみたくなると思う。こんな風に、やればやるほど結果が気になってしまうんじゃないの?
K:そこで、良い結果が出ればいいけど、そこで悪い結果が出たらどう?
Y:「努力が足りなかったのかな」とか「今度こそ」って思う。
K:それは良い受け取り方だね。でも、逆の場合もある。
Y:「毎日頑張ったのに」って?
K:「のに」がつくと愚痴がでるって相田みつをが言ってたよ。
Y:上手いこと言うね。
K:みつをさんも言ってるわけですよ。結果とか見返りを求めて行動すると、「のに」がついちゃうってこと。「あなたのためにやったのに」「給料を上げようと頑張ったのに」「あれだけ勉強したのに」「結果を出そうと頑張ったのに」
Y:いや、でもさ、結果や見返りを求めたわけじゃないよ?毎日筋トレしてたら、結果が知りたくなったてだけで。
K:まだ一日しかやってないくせに。
Y:そうだけどさ。毎日してたら、結果が知りたくなると思うよ。見返りは求めたわけじゃなくても。
Y:口でそう言ってるだけで、本当は求めちゃってるんだよ。
Y:んなこと言われても、難しいよ。
K:例えば、子供ってラクガキ帳いっぱいに絵を描くでしょ?
Y:うん。
K:あれは、絵を描くという行為が楽しいから。見ててもそんな感じするでしょ?
Y:そうだね。
K:その楽しさがあるうちは、絵を描き続けるよね。
Y:そりゃ楽しけりゃ描くだろうね。
K:でも、夏休みの宿題の交通安全ポスターを描けと言われたら、手が止まる。
Y:そうなの?
K:オイラそうだったね。好きで描いてた絵が、義務になった瞬間を感じたよ。
Y:でも俺は逆に、「自由に描け」と言われるより「交通安全ポスターを描け」とかテーマを決められた方が描きやすかったよ。
K:描くものが明確だと描きやすいってのはあるね。
Y:うん。
K:でもそれはやっぱり、描かされてることになっちゃう。楽しくない。そういう義務感で、自由に描いていた絵が、仕事になってしまう感じ。
Y:なるほど。
K:宿題だから描かないわけにもいかないから、描いて提出するでしょ?
Y:うん。
K:それでその絵が酷評されたら、たまったもんじゃない。「あんたが言うように描いたのに」って、愚痴が出てしまう。
Y:そうかも。
K:それに比べて、自分で好きに描いてたラクガキ帳の絵は、どんな評価があろうと気にしない。好きで、楽しんで描いてた絵が評価されたら嬉しいけど、されなくても気にならない。
Y:確かに。
K:ラクガキ帳をまとめて出版するなんて目的もないから、そうならなくても全然平気。
Y:うん。
K:そういうラクガキ帳と交通安全ポスター、どっちの絵が魂こもってて迫力あるかって言ったら、ラクガキ帳だと思うんだよね。
Y:そうかもね。
K:ミュージシャンの1stアルバムの迫力ってのはそういうところから来てる気がする。それ以降は「売れること」とか「聴衆の反応」とか、いろいろ気にして作らなきゃいけなくなっちゃうから、1stとはどこか違ってしまうような。
Y:後になるにつれ、良くなるバンドもいるでしょ?
K:もちろん。俺が好きなバンドだと、BUMP OF CHICKEN、RADWIMPS、Mr.Childrenなんかがそうだね。それはプレッシャーを楽しむ器があったり、結果を求められる状況の中でも結果を気にせず純粋に音楽に打ち込めるからなんだろうけどさ。
Y:うんうん。
K:それが誰にでもあるかと言ったら、そうじゃない。褒めて伸びる人とか、叱られないと伸びない人とかいろいろだからね。
Y:俺は褒めて伸びるタイプ。
K:皆そう言うよね。叱られたくないから。
Y:そうだね。
K:「自分は叱られて伸びるタイプなんで、どんどん叱ってください。」なんて言う人を見たことない。
Y:そう言われても、叱る方の立場もいやだけどね。
K:叱られなきゃ伸びないタイプの人は、結果を求められたほうがいいかもね。褒めて伸びるっていう人は、楽しめなきゃダメ。
Y:うん。
K:ノルマがあることで頑張れる人もいれば、そのプレッシャーでつぶれる人もいる。
Y:そうだね。
K:テストで90点以上取ろうと思ってた人が、45点を取ってしまったことを想像してみて。諦める気持ちに傾く方が可能性高いでしょ?
Y:うん。
K:結果が良ければ嬉しくて楽しくなって、また勉強に精を出す。でも、結果が悪けりゃ、その逆になるって人のが多いと思う。諦めが早い現代っ子は「なにくそ」って躍起にならないイメージあるし。
Y:ど根性タイプは少ないかもね。
K:結果を求める人ってのは、ムラがあるんだよ。乗ると凄いんだけど。
Y:そうだね。
K:勉強自体が好きで、別に結果は気にしないって言う人なら、安定して勉強する。
Y:うん。
K:どっちが強いかといったら、勉強が好きな人だろうし、どっちが毎日を楽しんでるかと言ったら、やっぱりそっちだと思う。
Y:うん。
K:だいたいさ、筋トレの結果を試したいっていうけど、どんな方法で試すつもりだったの?パンチングマシーンとか?バーベルを何キロ持ち上げられるようになったかとか?
Y:その辺かな。
K:オイラもさ、筋トレは半年前くらいから続いてるんだけどさ。
Y:やるねぇ。
K:その結果を試してみたいんだ。
Y:そうでしょ?
K:だから、殴らせて。
Y:嫌だよ。
K:筋トレの結果を知りたいの。
Y:毎日の成功体験でいいでしょ。結果は気にしないんでしょ?
K:だってさ、筋トレを続けて力がついてきたら、試してみたくならない?
Y:そりゃなるけれども。
K:じゃあ、いいよね?
Y:良くないよ。痛いじゃん。
K;じゃあやっぱり結果を求めない方がいいでしょ?
Y:そうだね。殴られたくないし。
K:結果を求めず、毎日ルーティンに楽しみを見出そう。
Y:そうするよ。
K:じゃ、またね。
Y:ばいばい。