埼玉県の学校選択問題

高校入試と一口に言っても、各都道府県で制度が全然違います。

 

 

茨城県は筆記試験と調査書(内申点:通知表の成績)を分けて、それぞれで順位がつけられます。

東京都の場合は、筆記試験と調査書の点数を合計して順位がつけられます。

 

 

東京は、受験者が総合得点順で一列に並べられるので合否の判定が一発で終わり、わかりやすいです。

その反面、内申点が低いと、いくら学力があってもワンランク下の高校に受験せざるを得ないという状況があります。

つまり志望校を決める段階で「この内申点ではこの高校は無理」と言われてしまうのです。

 

 

それに対して、茨城県は筆記試験当日の一発逆転が可能になるので、私としては茨城県の制度の方がありがたいです。

あきらかに他の受験者たちより内申点が低いと、だいぶ不利であることにはかわりませんが。

 

 

千葉県では、公立高校に前期と後期があり、前期では半分くらいが合格するそうです。

後期があるため、前期で落ちてもそんなにショックではないでしょうけれど、クラス内に合格した人と不合格だった人が混在するのは大変そうですね。

合格した人も、隣に不合格だった人がいたら、そんなに喜べないんじゃないかと思います。

 

 

いろんな制度がある中でも、私は茨城県が良いなと思っています。

でも、それをさらに良くする案があります。

 

それは埼玉県の学校選択問題という制度です。

 

 

一言で言えば、埼玉県が一般レベルの入試の他に難問を作っておき、そのどちらを入試で使うかは各高校が選択していいよ、というものです。

 

茨城のこの辺の地域の学校で考えるなら

水戸一高、土浦一高、竹園高校では学校選択問題を採用する

下妻二高、下館二高では一般入試問題を採用する

といった感じでしょう。

 

トップ高校を受験する生徒は学力が相当高いので、一般的な入試では皆430点前後をとり差がつきにくく、また一般入試しか受験しないとなると難問へのチャレンジ精神は削がれ、「ミスを徹底的に排除する」という考えになりやすいです。

 

ミスをしないのもメリットではありますが、難問に挑戦する気持ちは持たせたいですよね。

ということで、トップ高校は難易度の高い学校選択問題を入試に採用するのです。

 

 

逆に、偏差値50程度の平均的な中学生には学校選択問題は解けないので、下館二高や下妻二高で採用してしまうと、皆ことごとく悪い点数になってしまい、これまた差がつきにくくなってしまいます。

なので、下館二高や下妻二高では一般入試問題を採用します。

 

 

 

難しい判断を迫られるのが、偏差値60程度の下妻一高と下館一高です。

 

 

受験者の平均点が440点以上であれば学校選択問題を、

受験者の平均点が320点未満であれば一般入試問題を、

となるでしょうけれど、その間の

受験者平均が390点くらいの一高はどちらにするか……。

 

おそらく学校選択問題でしょう。

進学校である以上、難問に挑戦する学生がほしいでしょうからね。

 

 

ちなみに、この埼玉県の学校選択問題に似たシステムで、東京都の「自校作成」というものがあります。

こちらも同じように、一般入試では簡単すぎて受験者の得点に差がつかなそうな高校では、その高校が独自に英語と数学の問題を作成して、それを入試として採用するというものです。

 

 

ただ、これは東京都が作る難問ではなく、各高校が独自に作るので対策をするのは大変です。

同じ都立であっても、日比谷高校は日比谷高校の、戸山高校は戸山高校の問題があるからです。

全部で11高あるので、一般入試も含めると、問題が12種類あるようなものです。

 

 

中学生は自分の受験したい高校にしぼって対策をすればいいですが、いろんな高校の受験生を抱える中学校や学習塾は大変です。

 

茨城県でいうと、難易度の高い私立高校みたいな感じですね。

それらが独自に試験を作るので、対策する方はその私立の数だけやらないければなりません。

 

 

 

それに比べたら、埼玉県の学校選択問題は、難問の種類も1つだけ。

シンプルで良いです。

 

 

 

茨城県にもこの学校選択問題が採用されれば、私が思うほぼ完璧な入試の姿になります。

 

 

茨城県教育委委員会の皆様、さらなる改善をお願いしますm(_ _)m

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