死刑制度について考えるKYな会話

清水
最近KYな会話やってなかった
友人Y
なんで?
清水
最大のイベントである高校入試があったからね
友人Y
TPOわきまえてるんだ?
清水
君の口からTPOが出てくるなんて思わなかったよ
友人Y
それくらい知ってるよ
清水
どういう意味でしょうか?
友人Y
Time(時)とPlace(場所)とOkasan(お母さん)を考えて、空気読めってことでしょ
清水
なんで最後が日本語なのさ
友人Y
あれ?ほんとだ。正しくは?
清水
Occasion(場合)
友人Y
お母さんじゃなくて、オケージョンか
清水
時と場所と場合を考えて、状況に合わせた服装をしなさいってことね
友人Y
ふーん
清水
ということでKYな会話、どうぞ
友人Y
需要あるの?これ
清水
なくてもやる

 

 

 

 

死刑制度について考えるKYな会話

K:「先生は死刑制度に賛成ですか?」って女子中学生に聞かれた。

 

Y:凄い話題を振られたね。

 

K:学校でディベートがあったらしい。で、賛成と反対に別れて意見を言い合ったんだって。

 

Y:そういうのあったね。

 

K:うん。中3の時の国語だな。俺の班では「学校でシャーペンを使っても良いか。」という内容だったよ。

 

Y:どんな意見を言い合うんだよ。

 

K:「鉛筆を使わなければ、木材が必要なくなるから、環境に優しい。」「シャーペンを捨てたら燃えないゴミになるから、環境に優しいとは言えない。」みたいな言い合い。

 

Y:そこでしかしない議論だね。

 

K:うん。当時は結構熱くなってたよ。

 

Y:で、死刑制度に対してはどうなの?

 

K:そうそう。学校ではどんな議論したの?って聞いたら、「殺人を犯しながら生きているのは不公平だ。」「殺されたから、死刑でやり返すってのは子供の発想だ。」とうい感じで白熱したらしい。

 

Y:へー。

 

K:俺は死刑制度はあっていいと思うよ。っていうか、殺人者はもれなく死刑にしたらいい。

 

Y:もれなくって言葉に「殺人者にはもれなく死刑をプレゼント」みたいなノリを感じるね。

 

K:「殺人は即死刑」っていうルールを実行してみたらいいんじゃない?映画とか漫画の世界でもいいからさ。

 

Y:故意の殺人は死刑だとしても、事故とかの場合に死刑はひどくない?

 

K:んなこと言われても、殺されちゃった方がひどくない?

 

Y:そりゃそうだけどさ。生きてれば更正だって出来るじゃん。

 

K:更正するチャンスを貰えるわけだね。では死んだ人は何が貰えるんだい?

 

Y:加害者からの損害賠償。

 

K:それを受け取るのは本人じゃなくて被害者の家族でしょ。しかも、被害者の家族なら「そんなお金より命を返して」って思うかもよ。

 

Y:過ぎたことは仕方ない。

 

K:被害者の家族の前でそれが言えるかい?

 

Y:言えないね。

 

K:「責任能力がなかった。」って理由も駄目だよね。そんなん認めるべきではない。責任能力があろうがなかろうが、殺人を犯しちゃったら生きてちゃ駄目。

 

Y:まぁ、それは思うけど。

 

K:想像してみて。どんな場合であっても、殺人を犯したら死刑。車でひいてしまうなんてもってのほか。

 

Y:怖くて車運転できないよ。

 

K:うん。それでいいんじゃない?車使う人も、時速30kmくらいで運転するスローな社会になるね。

 

Y:なりそう。

 

K:プロ野球も硬球をやめて軟球になるかもしれない。

 

Y:あらゆるスポーツのルールが変更されそうだね。

 

K:電車に乗るにも誓約書が必要になる。「この電車が事故って、自分が死ぬことになっても、運転手をはじめ鉄道会社を訴えないことを誓います。」

 

Y:命がけの出勤だね。でもさ、電車への飛び込み自殺とかはどうするの?運転手が悪いの?

 

K:いや、それは飛び込んだ人に非がある。電車はレールによって進むルートが決まってるんだから、その中で死亡した際の主張は一切認められません。

 

Y:なるほど。じゃ、踏み切りが壊れてたりしたら?

 

K:それは踏み切り作った会社か、管理会社の責任。だから、命がけで管理しなくてはならない。

 

Y:仕事するのも命がけだね。

 

K:エレベーターのシンドラー社とかも、そういう姿勢で仕事してくれれば事故は減るんじゃない?

 

Y:そうかもね。あとは、大学生の新入生歓迎コンパで、急性アルコール中毒で死亡ってことがあったら?飲ませた人が死刑?

 

K:開催者、サークルの長、飲ませた人など、関わった人全て死刑。

 

Y:怖くて飲ませられないね。じゃ、新入生が自らすすんで飲んでそうなった場合は?

 

K:それもやっぱり関わった人が駄目。最初に誓約書を書かせとくべし。

 

Y:誓約書が飛び交う社会になりそうだね。

 

K:でも、死に対する認識は確実に変わるよね。

 

Y:怖くて外に出られなそうだな。でもさ、いじめでの自殺とか、はっきりとした加害者がわからない場合はどうするの?

 

K:そこは、殺人即死刑の社会でも難問として立ちはだかるね。

 

Y:やっぱり死刑って厳しくない?

 

K:罪を犯さなけりゃいいんだよ。ルールが厳しくなって文句いうのは、ルールを守らない人さ。

 

Y:それはわかるけどさ。死刑にするとき、その犯罪者を誰が刑に処すの?それも殺人じゃないの?

 

K:じゃあ、死刑じゃなくて、社会からの死刑にしよう。

 

Y:どういうこと?

 

K:社会的に抹殺するってこと。

 

Y:どうやって?

 

K:無人島に加害者を裸一貫で放り込むだけ。その島からは絶対出られないから、社会にとっては死刑と同じ。その人を街中で見ることは二度とない。

 

Y;なるほど。でも、無人島で生き延びてたら?

 

K:それはそれで構わない。どれだけ長生きしたって、社会には復帰できないんだから、本当の意味での終身刑になったってだけ。更正しても戻れない。

 

Y:それは嫌だね。

 

K:でも、死刑よりその方が怖いかもね。殺人即死刑社会だと、「自殺したいけど、怖くて出来ない」って人が、死刑になるために殺人を犯すという可能性も出てきてしまう。

 

Y:たまに犯罪者のそういう発言聞くね。

 

K:だから、死刑ってわけじゃなくて、島流しだって言われた方が効果あるかもしれない。

 

Y:なるほど。

 

K:こんなふうに本当に罰を厳しくしたら、いい社会になるのかな。

 

Y:どうだろうね。犯罪や事故は減るかもしれないね。

 

K:結局さ、死刑があっても、それを使わないで済めばいいだけのこと。世界有数の戦力を持ってても、使わない自衛隊みたいな感じで。

 

Y:中学生もこんな話してるのかな。

 

K:してるかもね。彼らは世間を知らない分、極論を繰り広げるだろうから。

 

Y:どういうこと?

 

K:例えば、タバコの是非をめぐる問題を議論するとしよう。大人がそれをやると、タバコに税金をかけすぎると、タバコ産業が成り立たなくなって、解雇された労働者が困るとか、税収入が減る政府が困って穴埋めとして消費税を上げることになるとか、背景をいろいろ考えた上での議論になる。

 

Y:うん。

 

K:そんな背景まで気にすると、タバコの善悪をはっきり決められなくなってしまう。

 

Y:ふむ。

 

K:でも、子供にとっては、そんな背景は知ったこっちゃない。タバコが有害だというのなら、廃止するか、高い税金かければいいじゃんってなる。

 

Y:なるほどね。

 

K:こんな感じで、子供は歯に衣着せぬ主張を繰り広げるから、大人と子供でやりあったら、大人はたじたじになるね。「大人の事情」は子供には通じないからね。

 

Y:そうかもしれないね。

 

K:国会でさ、質疑応答するのも国会議員じゃなくて子供にやらせてみれば面白いのに。子供の純粋な質問に即答できる議員はいないと思うよ。中学生くらいは正義感がとても強いし。

 

Y:うんうん。

 

K:大人はもっと子供の意見に耳を傾けるべきだね。

 

Y:そうだね。

 

K:ちょっと中学生と死刑制度についてディベートしてくるわ。

 

Y:いってらっしゃい。

 

K:じゃ、またね。

 

Y:ばいばい。

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