乗り越えていないと心が乱れる。
乗り越えたものは笑って話せる。
自分の髪が薄くなったとして。
それを認められない、その事実を乗り越えられない状態の時に、人から「はげ」と言われたら怒りを覚えたり、絶望したり、心は乱れるでしょう。
でも、ハゲている現実を受け入れ、自分でもハゲていると認められると、人から「はげ」と言われても怒らないでしょう。
将棋の佐藤紳哉七段はハゲてかつらをかぶっていますが、それをネタにしてます。
「桂(けい)が跳ねたら、毛がはねる」と言って、かつらをポーンと取って笑わせてくれます。
そんなふうに乗り越えた人は、それを指摘しても怒りません。
乗り越えたふりをする人もいるので、ネタにしないようにするほうが良いかもしれませんが。
オイラは君がハゲたらネタにするよ
現在進行形で成績が悪い人に「成績悪いよね」と言ったら、相手を怒らせてしまう可能性が高いです。
成績が悪いことを乗り越えている人なら「うん、そう。俺、成績悪いの」って言って気にしないかもしれませんけれど。
でも、成績が悪い時期を乗り越えて、現在はもう成績が良くなっている場合は「あのとき、成績悪かったよね」と言っても「そう、めっちゃ悪かった」と笑って流してくれるでしょう。
ということで、よく取り上げるJ君の成績を公表しちゃいます。
J君の学年は105名。
そして、J君の1学期期末テストの成績は70番台でした。
その後、そこまで劇的に上がりませんでしたが、2年生の後半に急にびよーんと上がったとお伝えしましたね。
コンフォートゾーンというのがありまして。 日本語訳するなら”快適な空間”ですかね。 誰も、そこから出たくないわけです。 なので、そこから出ようものなら、また戻ってきてしまいます。 […]
茨統の偏差値は上がりましたが、学校のテストで入塾当初の目的だった10位以内に入るのはなかなかできませんでした。
でも、それも時間の問題で、必ず10位以内に入ると思っていました。
そして、今回、その時が訪れました。
学年末テスト。
J君は4位!
10位以内どころか5位以内に食い込んできました。
入塾当初105人中73位だったJ君。
それでも当時から10位以内に入ることが目標だと言っていました。
73位の子がベスト10に入ると言って、誰が信じるでしょう。
そしてJ君は1年半で達成しました。
実はこれも、お母様の想定通り。
土浦一高を志望校に掲げ、それを達成するためには1年生で30位以内、2年生のうちに10位以内に入るという目標を決めていたのです。
志望校合格が目標じゃなくて、その手前に目標を設定するあたりがやり手ですね。
このように、ちょこちょこ目標を設定して、階段を上がっていくように成績を上げるのが理想だと思います。
J君のご家庭を見ていると、いろいろ勉強になります。
今後もJ君から目が離せませんね!