イベントで一番ワクワクするのはその前夜ですよね。
遠足や修学旅行の前日は朝まで眠れないんじゃないかというくらいワクワクしてましたよね。
でも、そんなワクワクとはちょっと違うのが、今日。
茨城県公立高校入試の前夜です。
ちょっと前までは、まだまだ時間があるなと思っていましたが、いざ来てみると早いものです。
光陰矢の如し
明日、受験するLilyっ子たちへのアドバイスは毎年同じです。
それは「空欄は絶対につくらないこと」です。
「空欄」は考えることや挑戦することの放棄とみなされるでしょう。
どれだけ受験勉強を頑張ってきたと言っても、空欄にはその頑張りは映らないのです。
頑張ったというのなら、そのときに覚えた用語を一つでも書いた方が気持ちが伝わります。
まあ、間違っていたらバツになるので、点数としては空欄と変わりませんけれど。
でも、空欄は100%、0点です。
何かしら書けば点数が取れる確率は0.1%くらいあがります。
例えそれが0.001%だとしても、0との違いは大きいのです。
空欄を作ることは、ゴルフでスイングしないのと同じこと。
空欄を作ることは、100m走で前に進まないのと同じこと。
スイングをしなければ、前に進まなければ、その競技は成り立たないのです。
空欄を作ることは、それくらい愚かな行為なのです。
例年は他にも
「緊張しない方法」として「トイレに行って鏡を見て、緊張してる自分の顔を見て、客観的になる」とか「問題開始の合図で、周りの人が一斉に解き始めるのを横目で見守ってから、スタートする」ということを伝えてました。
あとは「休み時間中に友達と終わった教科の答え合わせをするな」等ですね。
でも、今年の受験生を見るとそれらのアドバイスは必要はなさそうです。
逆に今年の受験生に共通して言っておきたいのが「問題をよく読みなさい」です。
過去問演習中によく見かけるのが「記号の選択問題なのに用語を書いている」という初歩的なミスです。
他にも、数学などでは問題文に三角形ABCは二等辺三角形と書いてあるのに、その条件をすっかり忘れていたり、
「点Cを作図しなさい」と書いてあるのに「Pという文字にしてしまう」などがあります。
Pにしてしまう理由は、作図の問題では「点Pをかけ」というのが多いからです。
作図問題に慣れていて問題をよく読まない人がひっかかります。
「点Pの位置を示す文字Pも書きなさい」と問題文にちゃんと念を押して書いてくれているのに、Pを書き忘れるということも多発します。
「問題文をしっかり読みなさい」と言ったところで「そんなの当たり前でしょ。ちゃんと読んでるよ」と中学生は考えますが、本当に「しっかり読んでいるか」というとだいぶ怪しいです。
同じように、「名前の書き忘れや、受験番号の書き間違いがないか確認しなさい」と言われてるにも関わらず、名前の書き忘れなどが発生します。
そうやって聞き流したり、読み飛ばしたりすることは、誰にでも起こりうることだと考えて、細心の注意を払いましょう。
余裕がある人は問題用紙に、自分の解答を写しておいて、夕方に発表される模範解答で自己採点できるようにしましょう。
でも、あくまで時間に余裕がある人のみ。
目の前の問題に全集中するのが最優先です。
テストが終わって夕方になっても、案外自分の書いた答えは覚えているものなので、そこまで自己採点にこだわらなくても大丈夫です。
泣いても笑っても明日が本番。
「分かっていたのに、計算で間違えた」という後悔のないように、今まで学んだすべてを置いてきてください。
では行ってらっしゃい!