ハッピーノートをめぐるKYな会話

清水
では、KYな会話いってみよう。
友人Y
いきなり?
清水
うん。駄目?
友人Y
別に良いけど、他に書くことないの?
清水
あるよ。下書き保存してある
友人Y
じゃ、そっちを公開したら良いじゃん。
清水
メリハリが大事なのさ
友人Y
ふーん。入試まであと2日なんだけどね
清水
そんなときこそ平常心。いつもどおりでいきましょ。
友人Y
そんなもんかね
清水
今日のKYな会話にはデスノートが出てくるけど、今の中学生って知ってるのかな
友人Y
どうだろね。説明がいるかもね
清水
”そこに名前を書かれたら死ぬ”というノートがあり、ノートを使って殺人をしたり、そのノートの争奪戦が始まったりする漫画だね
友人Y
実写化もされたから、知っている人もいるかも
清水
まあ、わからない人はおうちの誰かに聞いてみて。たぶん知ってるから。
友人Y
社会現象になったもんね
清水
すぐKYな会話に入ろうと思ったら、結局前置きが長くなってしまった
友人Y
数十年前のネタを引っ張り出してくるからさ
清水
じゃあ、いってみましょう

 

 

ハッピーノートをめぐるKYな会話

K:デスノート流行ったね。

 

Y;懐かしいね。

 

K:「もしデスノートを拾ったら?」なんて会話をあちこちでしてる光景を見たよ。

 

Y:まぁ、誰でも考えることだろうしね。

 

K:デスノートってさ、人間の黒い部分を語るのに都合いいよね。

 

Y:うん。

 

K:逆のノートはないのだろうか?

 

Y:BORN NOTEとか、LIVE NOTEとか?

 

K:そう。でも「生まれる」とか「生きる」じゃなくてさ。

 

Y:逆って言ったら、そんなもんじゃない?

 

K:ハッピーノートでどう?

 

Y:そこに名前を書かれた人は幸せになるの?

 

K:うん。そういうのがあってもドラマが生まれるんじゃない?

 

Y:そうかな。

 

K:でもきっと、デスノートの方がインパクトがあって、語られやすいよね。

 

Y:そうだね。

 

K:人間ってさ、誰かの悪口を言って盛り上がる、みたいなところがあるよね。

 

Y:あるね。

 

K:逆に、人を褒めて盛り上がるって光景、あんまり見ないよね?

 

Y:言われてみればそうかもね。

 

K:褒めたとしても「すごいね」で終わって、場が持たなそう。

 

Y:確かに。

 

K:悪口ではあんなに盛り上がるのに。どうして?

 

Y:他人の悪口の方が楽しいんじゃない?

 

K:まぁ、そんなところだと思う。誰かを批判したり、後ろ指さしたりすることで、自分を肯定してる感じがあるよね。

 

Y:まあね。「不幸な人を見たら、自分は不幸じゃない気がしてくる」っていう人が多いんじゃない?

 

K:それってさ、自分が幸福であることを感じるために、不幸な人を探してるみたいなもんだよね。

 

Y:そうかもね。誰かと比べないとわからないって人が多いんでしょ。

 

K:そしたら、そういう人にとっては、ハッピーノートは自分への攻撃になるよね。

 

Y:どうして?

 

K:周りの誰かを幸せにすることで、自分は不幸を感じてしまうかもしれない。

 

Y:なるほど。

 

K:人って、周りの人には不幸を望んでしまっているんじゃないだろうか。

 

Y:そんなことないでしょ。

 

K:そうじゃなけりゃ、デスノートが流行る理由がわからない。

 

Y:面白いからでしょ。

 

K:ハッピーノートを拾ったら使う?

 

Y:俺はバンバン使うね。

 

K:自分は幸せになれないとしても?

 

Y:周りが幸せになれば、自分にもなんかいいことあるでしょ。例えば、誰かが競馬で当たったら、飯をおごってもらえるとか。

 

K:じゃ、「ハッピーノートの使用者は、それによって得た幸運のおこぼれを貰えない。」としたら?さっきの例で言うと、友達が競馬で当たったとしても、おごってもらえない。つまり、自分には何も影響しないってこと。

 

Y:それでも使うよ。周りの人が幸せな顔してた方が楽しいじゃん。

 

K:君はいい奴だな。

 

Y:ハッピーノートを拾っても使わないの?

 

K:いや、使うよ。無条件で幸せになって欲しい人はいるし。そういう人のために使うなら、自分に幸せが訪れなくたっていい。

 

Y:かっこいいね。

 

K:このノートでもドラマ作れるね。例えば、ハッピーノートに名前を書かれた友人が宝くじを当てて億万長者になった途端、性格が悪くなったとか。

 

Y:ありそう。

 

K:あとは、このノートを巡る大争奪戦が起こる。手に入れても、自分で自分の名前を書いても無効になってしまうのだから、誰かに自分の名前を書かせる。

 

Y:そういう奴も現れそうだね。

 

K:もしくは、「幸せを売ります。」といったキャッチフレーズで集客。納める金額に応じて、幸せを与える。

 

Y:500円くらいならどんな幸せ?

 

K:「好きな人からの着信履歴」。履歴が残るだけで、折り返しても出てもらえない。

 

Y:なるほど。1000円なら?

 

K:好きな人からの着信履歴が二回になるだけ。

 

Y:それでも話せないのか。

 

K:うん。ハッピーノートの影響はそこまで。そこからは本人の努力次第。でも、1万円くれるなら「好きな人から電話が掛かってきて、3分間世間話をできる。」と、書いてあげる。

 

Y:高くね?

 

K:それでも欲しがる人は多いと思うよ?

 

Y:いるかも。でもさ、ハッピーノートを持ってたら、その所有者だってお金は稼げるじゃん。自分の名前書かなくたって、そうやって商売すれば儲けられる。

 

K:たしかに。

 

Y:そしたら、ハッピーノートの所有者はためらいなく誰かの名前を書けるんじゃない?周りの人が幸せになると自分は不幸に感じるなんて言ってないでさ。

 

K:そうなるね。

 

Y:そしたらハッピーノートは良いことだらけじゃん。

 

K:うん。でも、ハッピーノートを奪いに来る人もいるかもしれないよ?殺されるかも。

 

Y:稼いだお金でセコムしとけば良いんじゃない?

 

K:じゃあ、その部分はセコムで良しとしておこう。

 

Y:それでいいんだ。

 

K:でも、ハッピーノートの評判が広まって、全国から依頼者が殺到するでしょ?

 

Y:うん。

 

K:中には「100万出すから、病気を治して。」と懇願する人もいるかもしれない。

 

Y:うん。

 

K:「200万出すから、彼女と結婚させてくれ。」という人がいるかもしれない。

 

Y:うん。

 

K:でも、ノートに書くスペースは限度があるから、全ての願いを聞き入れるわけにもいかない。どうする?

 

Y:早いもの勝ち。

 

K:そしたら、誰かの命を救うより、誰かの身勝手な依頼の方が優先されてしまうかもしれない。隣町から来た人の身勝手な依頼を受けて、財政破綻した夕張市から来た人の切実な願いを切り捨てられる?

 

Y:うーん。でも、スペースがなくなっちゃった後に来られても、どうしようもないし。

 

K:「良い奴だな。」という発言を撤回させて欲しい。

 

Y:じゃ、どうやって決めればいいの?金額?

 

K:世の中お金を持ってる人が有利ってのはあると思う。でもそれじゃハッピーノートの名がすたる。

 

Y:当事者同士で決めさせるのは?

 

K:皆自分の願いが一番だと思ってるから、そこで争いが起きるね。「あんたの願いは大したことない。俺に譲れ。」ってね。

 

Y:じゃ、誰にも使わない。

 

K:そうなるよね。結局さ、人間以上の力を持ってしまうと、そこには必ず争いが生まれちゃうと思うんだよね。

 

Y:ほう。

 

K:戦争だってさ、戦争兵器が生まれてしまったから、起こるわけで。

 

Y:逆じゃん?戦争兵器は生まれたといより、人間が生み出したんでしょ。戦争のために。

 

K:兵器なんて人間以上の力を使わずに、拳と拳で殴り合えば良いじゃん。

 

Y:ただのケンカだね。

 

K:人間は人間以上の力を持つとろくなことないってことだね。

 

Y:ハッピーノートって名前らしからぬ結末だね。

 

K:結局、デスノートもハッピーノートも人間には使いこなせないものってことだ。

 

Y:ハッピーノート、あったらいいのに。

 

K:そんなものを使わずに、自分の力で周りの誰かを幸せにして下さい。

 

Y:そうするわ。

 

K:じゃ、またね。

 

Y:ばいばい。

 

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