姉は弟に対してマウントをとってくる生き物だと思います。
もうちょっと限定すると、姉と1〜4歳離れた弟ですね。
5歳以上離れると対等な関係ではなくなります。
対等じゃないというのは”喧嘩をしない”ということ。
同じ土俵に立たなくなるので、喧嘩相手にならないってことです。
私は、姉と弟(私)の二人兄弟。2歳差。
姉がマウントをとってくるパターンのど真ん中にいます。
ちなみにどんなマウントをとってくるかというと、「女の子はこうなんだから、あなたはこうしなさい」という、おせっかいなアドバイスをしてくる感じですね。
「自分は年上で色々知ってるんだから、何も知らないあなたに教えてあげる」と言わんばかりの。
「女の子は、月に一回女の子の日があって前後1週間くらい体調悪かったりするんだから、優しくしなさい」とか
「重い荷物は持ってあげなさい」とか。
スーパーに一緒に買物に行くと、だいたい私が荷物を持たされます。
「男は車道側を歩きなさい」とか。
なんか「男はこうあるべき」みたいなのを押し付けられてるような感じですが、今思うと結構良かったなと思います。
男同士の兄弟だったら”女の子の日”なんてやりとりは絶対に出てこないでしょうし。
逆にお兄ちゃんと妹だったら、そういう話はほとんどないと思います。
お兄ちゃんが妹に対して「もっと愛想よくしなさい」とか言っているのって想像しにくいですもんね。
なんで姉という生き物は、弟妹に対していろいろ言ってくるんでしょうね。
小さなお母さんと化しますよね。
私の場合は良い方に作用したので、良いんですけれど。
私の娘たちを見ていると、最近は姉と妹という関係がはっきりしてきたように思います。
下の日和はまだしゃべれませんが、それでも自己主張がはっきりしてきました。
私が日和を抱っこしていると、そこに姉の小春が「私も抱っこして」と寄ってくるので、半分を小春にゆずろうとすると、日和は怒って奇声をあげます。
ぎろっと小春を見つめて、まるで「私のなんだから、とらないで」と言っているようです。
姉の小春はお菓子などを他の人にも分けてあげますが、妹の日和は自分のお菓子は他の人にあげません。
姪っ子たちもそうでした。
上の子は「これおいしい!食べてみる?」と他の人にシェアしようとしてくれますが、
下の子は美味しいものは絶対人にはあげず、いまいちなものだけ「これ食べる?」と言います。
私も、姉が駄菓子屋に行くと2割くらいは私のものを買ってきてくれてましたが、
私が駄菓子屋に行くと10割自分のものを買っていました。
第一子は親の言うことをよく聞き、親が望んだ通りの道を歩む傾向が強いように思います。
地元思考が強いというか。
第二子になると地元思考はほとんどなくなり、あちこちフラフラしてるイメージがあります。
末っ子は、やっぱり甘えん坊。
大人になって、同じ兄弟関係で同じポジションにいる人と話をすると、馬が合って話が弾むと思います。
姉がいない人は姉を欲しがり、
弟がいない人は弟を欲しがり、
人はないものねだりをします。
が、姉がいる人からしたら、別にそれほど欲するものでもないぞ、と思っているでしょう。
兄弟を欲しがる人ってのは、その兄弟に夢を抱いているだけですからね。
「なんでも買ってくれるような、わがかまを聞いてくれるお兄ちゃんが欲しい」とか言っても、現実にお兄ちゃんがいる人に言わせれば「そんな兄いないよ。喧嘩するだけだよ」なんて感じでしょう。
私には姉がいるので、姉に夢はいだきませんが、いない人にとったら「姉がいたらどんなに楽しいだろう」と考えたりしてしまうのでしょうね。
世の中には、マウントをとらない姉や甘えん坊じゃない末っ子はいないんじゃないかと思っていますが、実際はどうなんでしょう。
私は違うという人がいたら、ぜひ名乗り出てくださいね。