子供が父親を好きな家庭は、母親が父親(旦那)を好きなんだと思います。
一般的には父親は仕事していて、子供は母親と接する時間が長いでしょう。
そうするとどうしても母親と同じ感覚になりがちです。
母親が父親のことを良く言えば子供もそれに倣(なら)い、
母親が父親のことを悪く言えば子供もそれに倣います。
例えば、母親が父親に向かって「タバコ臭い、あっち言って」と言ったとして、それを子供が見ていたら、いずれ子供も同じことを言うようになるでしょう。
私の姉の家庭を見るとまさにその法則が当てはまります。
姉は旦那さんのことが大好き。
よって、二人の娘達も父親が大好きです。
父親の帰りが23時近くになったとき、
「子供の食事もお風呂も寝かしつけも全部やらないといけない。もう、もっと早く帰ってきてよ」と思うか
「こんなに遅くまで頑張ってくれてるんだ」と思うか。
私の姉は後者です。
本当に思っているかは謎ですが、少なくとも口にするのは後者のセリフです。
どんなに遅かろうが、それが飲み会だろうが、子供たちには「お父さんは遅くまで頑張ってくれてるんだからね」と言っていました。
そんなセリフを聞いて育った子供たちが父親を嫌いになるわけがありません。
ずっとパパ大好きっ子で、成人式を迎えても変わりません。
「パパは休みの日ゴロゴロしてるから嫌」なんて言う子がいたら、それは事前に母親がそう言っているんだと思います。
「パパは普段頑張ってるから、休みの日にゴロゴロさせてあげようね」と言う母親なら、子も同じように言うでしょう。
でもよくよく考えてみると、母親のセリフは、父親が言わせてるのです。
例えば「タバコ臭い」も、父親がタバコを吸っているからなわけで。
それがなければ言われないはずです。
「帰りが遅い」とか「休みの日にゴロゴロ」とかも、父親と母親の仕事のバランスで、母親の方が負担に感じているから出てくるセリフです。
母親が「子供のお風呂や寝かしつけも大変だけど、旦那のがもっと大変」と思っていれば、とげのある言葉はでてこないでしょう。
我が家を見てみると……。
小春も日和も、お父さん大好きっ子。
妻を見てみると……。
やっぱり旦那さん大好きっ子。
我が家でも法則は成り立っているようです。
逆に言えば、私が家族に満足させられているということになるのでしょう。
実はこの前の木曜日、体調が悪くなって一日中部屋にこもっていました。
風邪とオミクロン株の区別がつかないみたいなので、厄介ですよね。
いつもの風邪のように喉に違和感があったので、それを感じた水曜日の夜に「もしかしたら熱があるかも」とだけ妻にLINEしておきました。
私は風邪を事前に察知したら、その時点で薬などを飲んで早く寝て、ひどくなる前に治しちゃおうとするのです。
木曜日はLilyの定休日。
今度の休みは真岡の公園に行こうと約束していましたが、急に怪しくなってしまいました。
「なんで今日、体調悪くなってるのよ」と言ってもおかしくない状況で、妻は「小春には明日公園に行けないかもしれないからね、とは言ってあるよ」と返事をくれました。
ありがたや
家に帰ってから熱を測ったら37.1℃で「なんだよ全然熱ないじゃん」と自分で突っ込みました。
それでも大事を取って木曜日はずっと部屋にこもって横になっていました。
一階にいるはずの家族がやたら静かです。
わーきゃー言いながら、どたどた走り回る音が聞こえません。
普段はこんな感じなのに。
あとになって聞いてみたら「お父さんが具合悪くて寝てるから、静かにしててあげようね」と妻が子供たちに言い聞かせてくれていたようです。
そして、その言葉通り、静かに過ごす小春と日和。
遊びたい盛りの4歳と1歳なのに、静かにできる二人。
なんていい子たちなんだ
これが生まれ持った子供達の性格だとしたら、私はものすごく恵まれていると思います。
「今日行けなかった分、来週は遊園地でも動物園でも、どこでも好きなところに連れて行ってあげるね!」と私が言うと小春は大喜び。
私は週に2回しか子供たちをお風呂に入れてあげられません。
ということは、妻がゆっくりお風呂に入れるのも週2回です。
そのうちの1回を潰してしまいました。
しかも、本来なら公園に行って私がたくさん遊んであげるはずだったのを、私は一切子供の世話をせず、妻に任せっきりになってしまいました。
「今日の分の埋め合わせとして、今度二人きりで食事に行こう」と私が言うと「別にいいよ、これくらいのことで」と妻。
私が選んだ女性は間違っていなかったようです。
このまま家族皆がお父さん大好きっ子でいられるように、まずは私が頑張りたいと思います。
頑張ると人に好かれますよね。
頑張っている人を嫌う人っていませんしね。
一番身近な家族に好かれるので、頑張るメリットは計り知れません。
今後は体調管理ももっと頑張りたいと思います。