1年生たちにつけてほしい力はズバリ”自学力”です。
自分で学ぶ力。
教えられないとできない人ではなく、自分から学ぶことができる人はこの先の未来は明るいです。
中学生、高校生までは勉強は与えられたものをこなしていればなんとかなります。
でも、その先はそうでもありません。
自分で勉強の仕方を見つけて、それをこなさないといけません。
解答・解説を見て理解できるようになれば、自分でどんどん先に進むことができます。
それができない人はその問題を解説してもらえるのを待たなくてはいけないため、タイムロスが生まれます。
とはいえ、数学は解説を読んで理解できる中学生は数%でしょう。
大半は解説してくれる誰かが必要になります。
でも、理科や社会はそうでもありません。
特に社会は、教科書があれば自分でなんとかできます。
わからない問題があったとき、教科書で調べるのは大変です。
最初は”どの辺に書いてあるか”もわからない状態なので、今まで習った範囲のほとんどをもう一度読み直したりします。
やがて、ようやく答えを見つけます。
そこでまず”自分は教科書をそこまでよく読んでなかったんだな”と気づくでしょう。
教科書には確かに答えの用語が書いてあるのに、いかにそれをスルーしていたかを痛感するでしょう。
今回、冬季講習中に一問一答の答えを教科書から探す作業をするとき、初めて”教科書をよく読む”ということをしたと思います。
それまでは授業でさーっと目を通すだけだったと思います。
この”よく読む”を繰り返すことで、どの辺にどんなことが書いてあるかを覚えていきます。
そして、用語を見つけ出す時間がどんどん短くなっていきます。
最後には、教科書の内容が頭に入り、調べなくても答えがわかるようになります。
1年生たちは今、この練習中。
自学力が上がれば、他の教科にも影響してきます。
大変なのは最初。
最初を乗り切れるようにサポートしていきたいと思います。