本番が一番伸びる。
甲子園での野球や、将棋のタイトル戦を見ていると、本当にそう思います。
甲子園で極限まで集中した状態でのプレーや、持ち時間8時間のタイトル戦で1手に2時間考えるとか、そういった経験が実力を向上させるでしょう。
私はそんな経験がありませんが、それだけ高い集中力なら普段と同じ作業でも得るものは大きいだろうと推測しています。
どれだけ陸で水泳のフォームを練習するより、一度水中に飛び込んだ方が得るものが大きいでしょう。
本番以上に、実力アップを伸ばせる場というのはないのではないでしょうか。
中学生にとっての本番は高校入試です。
そしてその練習として模試や実力テストがあります。
さらにその練習として定期テストがあり、その練習として日々の授業があります。
日々の授業も高校入試と同じ集中力で受けられれば最善です。
でも実際にそんな集中力は出せません。
本番以外では集中力はでないように、本能的にプログラムされてるんだと思います。
常に集中してたら脳が休まる暇がなくて倒れちゃうでしょうね。
なので、普段の授業で集中力が低いのは仕方なし。
だからといって、そのままやるのも効率が良くない。
であれば、普段の授業より集中力が上がるテストを取り入れるのが良いのでは。
そういう考えから、今週は中1に、授業後に毎回小テストを実施します。
小テストで高得点を取り続ければ、それだけで十分なんです。
「小」とつけてしまうと、格が下がって、それを受けるときの集中力も下がってしまうので、ネーミングを考えないといけませんね。
また、テストを乱発すると、テスト自体が常態化してしまい、テストに向かう集中力がなくなることも懸念されます。
いろいろ懸念点はあるものの、やってみなけりゃわかりません。
今日は第一回目でしたが、やって良かったと感じました。
やっぱりできているつもりでもテストをやると穴が見えてきますね。
今週はこのまま続けたいと思います。