すらすらと数学を解く生徒と、つまづく生徒を見ていると、ちょっとした差の積み重ねであることがわかります。
つまづく生徒は「54と18で約分できるかどうか」の判断で時間がかかります。
もっと言うと掛け算とわり算、さらにさかのぼって足し算と引き算のスピードで圧倒的に差があります。
計算の得意な子と苦手な子の時間差でいうと
9ー3の計算なら1秒差
12−8の計算だと3秒差
104ー19の計算だと10秒以上の差
くらいあります。
これだけの時間差があると、同じ1ページの計算でも得意な子は5分、苦手な子は1時間と、だいぶ差がついてしまいます。
同じ1時間で考えるなら、苦手な子が1ページ進める間に、得意な子は12ページ進めてしまうということです。
これでは差がつく一方です。
どこが分岐点だったかというと、小学2年生あたり。
計算をどれくらいやったかによります。
ということで、今日の中学1年生の授業のときに、百ます計算を取り入れてみました。
数学の得点と計算の速さが見事に比例していました。
この差を放置すると、今後は拡大する一方。
得意な子はこのままでOKですが、苦手な子はこのままではまずいです。
今後も授業時に百マス計算を取り入れていきますが、これだけでは不十分。
あとは自学のときにどれだけ練習できるか。
頑張りましょう!